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6.Remote control*③(リクエスト)
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長く続けられているせいで、俺のものはまた反応を示し始める。それを隠すようにしていると、店員から声をかけられてしまった。
『お客さん…大丈夫っすか?』
見たところ大学生のようで、紫色の派手な髪にメガネをかけている、いかにもチャラそうな見た目の店員だった。
あまり声を出すと勘づかれてしまうので、誤魔化すように別の注文をする。
「だい…じょうぶ…んっ…です。そ、そふとくりーむ…ひとつ、くださっ」
『は、はぁ…かしこまりました。バニラとチョコレートとミックスがあるんですけど』
「な、なんでも…いい…あっ」
カウンターに手をついてその刺激に耐えた。店員は明らかに俺のことを怪しがっている。
『何でもいいと言われましても…あの、無理しないでくださいね?』
「バニラで…いいっか…ら…」
『はい、少々お待ちください』
店員が後ろを向いてソフトクリームを作り始める。それがやけに長く感じて、膝がガクガクと震え始めた。おそらく強さは弱になっているだろうから、微妙な振動すぎて達するまでには至らない。
だからこそ常にその快感を意識してしまって力が抜けていった。
店員がソフトクリームを持ってこちらへ振り返った瞬間、中の振動がいきなり倍以上強いものへ変わった。奥まで入っていたそれは前立腺を強い力で刺激して、さっきまでの微量な振動で感じていたせいで、より一層快感も増してしまった。
「ん…っあ、あぁっ!やっ…だ、め…!」
体を仰け反らせてビクビクと反応を続ける。恐らく中で達してしまった。目の前がチカチカと点滅して、力なく倒れそうになった俺をハルが抱き抱える。
店員は目を白黒させて戸惑っている。俺はもう思考が止まってしまって何も出来ない。代わりにハルが財布を取り出して応じた。
「ありがとうございます。はい、これで丁度。レシート捨てといてください」
『あ…は、はい…その、お連れ様は…』
「ちょっと具合悪いだけなんで、大丈夫です。ありがとうございました」
『あ、ありがとうございましたー…』
ビニール袋とソフトクリームを受け取って、俺を抱えたまま店を出る。この間もまだローターが強のまま中を刺激していた。
「…イッたところ、見られちゃったね?」
「あっ…あ…やっ…これ、止め、て…っ」
「ああ、忘れてた。ごめんね?」
ようやく振動が止まり、人目も気にせずハルの背中にしがみつく。
「こんな…こんなっ…最低…クソ野郎」
「気持ち良かったくせに。何他の男にこんないやらしい顔見せつけてるの?」
グイッと顎を持ち上げられる。客観的に見た訳では無いが、俺は目と口がうっとりと半開きになり、だらしない顔をしているに違いない。顔も有り得ないくらいに熱かった。
「も…終わりだろ?」
「まだだよ。はい、これ舐めて食べ終わるまで入れっぱなしね」
目の前に出されたのはバニラのソフトクリーム。一口に齧ろうとしたら、舐めないとダメだと制される。
時折スイッチを入れられて、家に着いてもまだ食べ切ることが出来ない。
リビングに入りソファに座らされ、ハルの持つソフトクリームを必死に舐めた。
「もう溶けてきちゃったね…」
溶けたソフトクリームが、ハルの手を伝う。
「あ、垂れちゃった。こっちもちゃんと舐めて」
「あっ…ん…んっ」
中で振動を続けたまま、声を抑えてハルの手を舐める。
「…やらし」
「うる…さ…あっ」
いつの間にか景色が反転して、ソファに押し倒され天井が見える。
ハルがソフトクリームを舌で掬いとるように舐め、顔を近づけてきた。何も言われなくても、ハルが何をしてほしいのかが分かる。
喘ぎを漏らしながら、ハルの舌についたソフトクリームを舐め、そのまま深く口付けをする。
中の振動が急にまた強くなって、身をくねらせた。
「んっん…んう…あっ、止め…て」
「止めたら、俺としてくれる?」
「も…なんでも、いい」
「ん…いい子」
「あっ…」
ハルの手から滑り落ちたソフトクリームが、床の上でゆっくりと静かに溶かされていった。
fin
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リクエスト:遠隔操作 より
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