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それからそれから(3)
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正座して松永の料理ができるまでやつらと雑談
「なんで俺まで正座させられてるん.....」
「あーん松永くーんもSっ気あるのよー‼︎」
「何を言うとるんお前は」
モリクミが巨体をもじもじさせながら俺に寄ってくるのをアイアンクローで押し戻した
「松永君はドSだと思うよー長野君がSだから合わせてるだけでー」
「んーなことないべ⁇いつも俺が攻めとるし」
「そういうのじゃなくてーっw精神的にドSってことだよー。長野君の前だから優しい松永君でいるけどー」
俺と鎌やんの会話に吉野奥田も入って来た
「松永君の恐さを長野が知らないだけよ?あたしたち何度松永君に殺される‼︎と思わされたことかっ」
「そうですよ‼︎松永さんの目が笑ってない時の笑顔が一番危険なんです‼︎」
なんじゃそりゃ?
「お前らがやんちゃして怒られただけやろーが。大げさ過ぎんだよ」
やつらが大げさじゃねーよ‼︎お前が知らんだけでー‼︎ってぎゃーぎゃー騒ぎ出した
「見た目バリかわかっこいくていつも優しいやん」
お前だけになーーーーっの大合唱
俺がおらん時に松永こいつらとどう接してるん⁉︎
前から何度も書いたけど松永の見た目がまーったく変わらんの。高校時代から体型も顔も全然変わらんのだがやつらに言わせると中身は変化しとるらしい
「長野兄ちゃんいないとこで胸ぐらつかまれてちょっと来なさいって部屋に連れて行かれたことある.......」
「嘘やろ⁉︎」
リックスの言葉に驚いた。松永が胸ぐらつかんでる姿とか想像できんのやが
「あれはリックス君が悪いよー。長野君と松永君の大事な物にちょっかい出したからー」
鎌やんがリックスをとぼけた顔しながら責めてリックスも小さく「うん」ってつぶやいて反省しとる風やった
「んんっ⁉︎何してたん?」
「あーんっ‼︎長野君と松永君の結婚指輪とペンダントが入った箱あるじゃなーい⁉︎あれに手を出してリックスくーんがふざけて遊んでたんですーっ」
「お前何さらしてるんかっちゃ」
リックスの頭どついた
松永が留学したホームステイ先の婆ちゃん手作りのラタンの箱に入っとる俺の最初のプレゼントのペンダントと俺たちの結婚指輪取り出して松永がやめろ言うのをからかって遊んどったらしい
リックスはまだガキっぽくて松永に構ってもらえるのが嬉しかったんやろーけどそれが松永の地雷を踏み抜いたんかな
「ばり恐かった.....」
俺仕込みの博多弁しゃべるリックスが下向いてプルプルしとった。部屋に連れて行かれて何をされたかはしらんが相当怒られた模様
「まぁー君たちは松永君には逆らわないことだねー。逆らえるのは僕と長野君とモリクミ位だよー」
「あーんっ‼︎お富もでしょーっ‼︎てかあたし松永君に逆らうことなんてありませんけどーっ⁉︎」
「逆らわん言うならお前はよ部屋に置いとる俺らのグッズ回収させろや」
「あーんっ⁉︎ダメですーっ‼︎無理ですーっ‼︎」
「逆らっとるやないかっ‼︎」
俺と松永で何度もモリクミの部屋においてある「俺たちそっくり」のグッズを回収させろや言うとるのにこいつ拒みやがっとるからね
「モリクミ今年いくつよ?彼氏も出来な...」
「うっせーゴキブリ‼︎やーんっ‼︎ゴキブリのくせにしゃべんなーっておらぁああああ‼︎」
モリクミお前顔面に拳入れんなよ....女で顔面パンチすぐ出来るってお前くらいじゃね?
吉野の言葉全部言わさんで殴りよるけど見慣れてる俺たちは暴れ出したやつらを止めずに「正座といてよくね?」「足痛くね?」とかそっちの方が大変になりよった
「あ.あれ?まだ正座してたんです⁈ご飯出来ましたからテーブルに。正座して待たなくてもいいのに。うふふふ」
おぃいいいいい⁉︎お前が正座しとけ言うけん飯出来るまで俺正座して待ってたんだが
「ばり足痺れるってうぉ⁉︎」
俺だけやなくて他のやつらも足痺れとって前に立ってた松永目がけて全員ダイブしとった
モリクミは松永に抱きつきたくてわざとやろーし鎌やんとリックスは面白そうやけんそれにのっかった形やろう。お前ら普通に前に倒れろよ‼︎
吉野と奥田は本気で足ぷるってて前のめりで松永にタックルかます形になっとった
「お前ら何をしてるーん⁉︎」
慌ててプルってる足がからむのを踏ん張って松永に一番に抱きついてやつらの魂胆を阻止したけどおれがタックルやつらから受けて「ぶへぇ‼︎」って押しつぶされるっていう
「何してるの.....あはははは‼︎」
目の前の松永がおかしそうに笑って抱きついとる俺に「ね?」って聞いた
「ま.松永、おかしいかもやけど俺苦しいんだが....」
松永に抱きついとる俺の背中に馬鹿どもがタックルかまして体重かかりまくって重いっつーの‼︎
「はよどけぇやああああああ‼︎」
「やーーーーんっ‼︎足がっ足がっ‼︎」
「立てないようーーー面白いねーははははっ」
「あたしだって立ちたいけど立てないのよ‼︎長野だって同じじゃない‼︎」
「くっ‼︎足が痺れて動けません‼︎」
「はぇー正座するとこうなるんだ」
クソがぁあああって背後振り返って文句言いよったら顔を松永の手の平でつつまれて松永の方に向き直された
「ん?」
じーっと俺の顔見てニコって笑ってそのままキスされたんやがあれはなんやったのかと(嬉しいが)
松永からあいつらの前でそげなことするなんて珍しいことやなと
一瞬やったけど俺ぼけーっと松永の顔を見てた
松永は普段通りで「そろそろ皆さん足も大丈夫じゃ?」なんて言いよった。やつらは足が痛いのと暴れるのでその一瞬を見てなかったっぽい
なんか今も愛されとるし愛してるなあと思った一瞬の出来事だったんですよっと
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