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ヤロウ座談会(1)
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いつやったかな
今年の盆どうするよ?で吉野と奥田のクソガマカップルが家来とった
「盆休みみんなで海外行かなーい?」
「松永さん‼︎長野さん‼︎行きませんかっ‼︎」
吉野の実家はクソ田舎で帰ってもつまらん奥田は実家東京やしでこいつら盆休みの連休は海外旅行行こうって話やけどどーせなら俺らも行こうって話しに来たんやね
「嫌です」
「俺らは福岡に帰る予定」
「帰ってもやることないでしょ⁉︎毎年やることなくてダラダラしてるって長野言ってるじゃない」
「んーなこと言ってもおかんと姉貴が帰って来いうるさいけんなー。松永に会いたいっちゅーのもあるんやろーけど」
盆は俺の実家に松永連れて帰るのが定番になって来とるんやけど確かに実家帰ってもやることねーって言うか
実家じゃ松永とエッチ気軽に出来んし観光っつっても俺ら福岡生まれ福岡育ちで真新しいことないけんなー
そんな話しよったら鎌やんが遊び来た
「モリクミとおらんとか珍しいな」
「モリクミー?僕とセットみたいに見るのやめてほしいなー」
「モリクミ先輩と鎌田先輩いつも一緒にいるイメージありますよね」
松永が飯後のデザート持って来て落ち着いたけん席ついてデザート食う
そん時にヤロウだらけなことに気づいた
「いつもやったらモリクミおるよな」
「いなくてせいせいするわ‼︎」
吉野が大げさにハンっ‼︎って感じで俺の言葉に過剰反応した
「モリクミ先輩いたら吉野君のその言葉で喧嘩になって騒々しくなってると思う」
「そうだねー。あれー?そう言えばリックス君はー?夕食の時にはいつもいる感じなのにー」
「リックス?あいつバイト始めたけん最近はタダ飯食いに襲撃して来んよ」
「そうなんだー。リックス君も騒がしいからなー」
リックスもバリやかましいっつーかうざい
あんま書いたことないと思うんやけどあいつクッソ落ち着きない
外人っていつもあんなんか?っつーくらいに「ウェーイ‼︎」って感じ
分かりづれーかね?
気に入りの曲が流れたら踊りだす
指パッチンしながら俺と松永の周りバリウゼェ笑顔でグルグル回っとる
俺らからしたら「なんちゅーウザさだ‼︎」って感じやね
あまりのウザさに俺がキレてもあいつはめげんけど松永がキレた時は子犬みたいにクーンクーン鳴いて潤んだ目で許しを請うのを見るのもウッざー.....
「海外かー。何しに行くの〜?」
「旅行ですけど」
「旅行ですっ‼︎」
「旅行ってなに〜?」
「なにって.......」
「そこでストップです。鎌田先輩いじめないであげてください」
鎌やんの精神追い詰める系質問ぜめが始まるんやろーなーってとこで松永が止めた
鎌やんは吉野と奥田を追い詰めるの結構楽しんどるのをたまに感じるな
「外人のイケメンだらけのビーチで目の保養も兼ねるのよ‼︎」
「は?奥田はそれでいいん?お前の彼氏今すっげーこと言っとるぞ」
「いいですよ‼︎僕も楽しむんで‼︎」
「ファッ⁉︎」
そこらへんは俺らと感覚違うっつーか
「長野たちがおかしいのよ?ゲイカップルでもイケメンがいたらガン見するものよ?ノンケカップルだってそんなもんでしょ?」
「そうですよ⁉︎ノンケは女性の胸見ちゃうじゃないですか⁉︎僕たちはあそこのふくらみとかお尻見ちゃうじゃないですか⁉︎」
「見るか‼︎」
「長野がおかしいのよ‼︎あたしたちがド淫乱みたいな目で見るのやめてくれる⁉︎みんなそうなの‼︎」
「僕も見ないんだけど」
「松永君もおかしいから‼︎てか2人おかしいのよ⁉︎自覚ないみたいだけど‼︎」
「は?(怒)」
「はい?(威圧)」
俺の怒りと松永の威圧の反応に吉野と奥田が鎌やんに助け求めた
「鎌田先輩そうでしょ?ノンケだって彼女いても綺麗な人いたら目で追うじゃん‼︎チチデカ女いたら見ちゃうでしょ?」
「んー?そうだねー?」
「それと同じですよ‼︎イケメンいたら見ちゃうじゃないですか‼︎ジーパンの股間とか‼︎お尻のラインとか‼︎大胸筋とか‼︎」
「サイテーですね」
「ま.松永君⁉︎あたしたちだけじゃないんだって‼︎汚物見るような目であたしたちを見ないで‼︎」
んー
まぁ吉野と奥田が言うのも分かる気がするんやけどね
俺は松永にぞっこんラブ(死語)やし松永は人間嫌いで俺しか好きやないみたいやしね
「てかバイセク疑惑ある鎌やんが援護してもなー説得力あるんか?」
「僕は綺麗なものが好きなんだよー。この人たちは無理ー」
鎌やんが吉野と奥田を指さした
「指さすのやめてください‼︎」
「失礼ね‼︎あたしたちソコソコイケメンでモテるんですけど⁉︎」
「心がきたなーい。下品だー。外見も上位ではあるけどー特上じゃないんだよねー」
「ちょっとー⁉︎なんで上からなのー‼︎」
「鎌田さんひどいですよ‼︎僕たちに失礼じゃないですか‼︎」
「ほんとのことだから仕方ないー」
モリクミおらんとここがバトりだすのか.....
「松永君は人間嫌いだから君たちとは違うよー。思考も心も歪んでるからねー」
「鎌田先輩に言われたくないです」
おいおいおいおい。ここもバトりだすんかい⁉︎
「僕は自覚あるからー。松永君はまだ自覚が足りないなー。松永君も僕もモリクミも似てるんだよー。狂気を持ってるんだからー」
「狂気ってなんですか.....」
「長野君は松永君に一度拒絶されて離れた期間がるからねー」
なんでそこでその話になるーん⁉︎
やめてくれーーーー‼︎
「ほらねーこの話になると長野君は今でも動揺しちゃうー。松永君にあの事で心を縛られちゃったんだよー。僕は最近思うんだー。松永君はこの未来を予想してたんじゃないのー?長野君をずっと松永君に縛り付ける為にー......」
「鎌田先輩僕怒りますよ」
鎌やんと松永の間の空気緊迫して俺と吉野と奥田はただ黙っとった。緊張感すげー
「冗談だよーあはははは」
緊張感解いたのは鎌やんやったけど松永はまだ許してなかった
「もし僕が長野の心も身体も縛る為に小芝居を打ったと言うなら絶対違うと言えます。長野も僕を追わなければよかっただけ。僕とは別の未来を選択を出来たわけです。僕は離れたかったから離れたんです。長野からも何もかもから。それには今ここにいる人たちも含まれていたんですが?」
松永俺らまで睨むなよー‼︎鎌やーんっ‼︎松永の敵意が全方向に向いとるやないかーっ‼︎
その話は俺だけやなくて松永にも禁句とってー‼︎
「松永君ごめんごめん。僕が悪かったよー」
「松永さん‼︎プリンありますから‼︎た.食べましょう‼︎」
「松永君落ち着いて?ね?あたしたち友達じゃなーい‼︎ね?ほらプリンプリン‼︎」
食べ物でしかご機嫌をとることが出来ないアホな俺ら
その最悪なタイミングでリックスが来やがった
「ヘーイ‼︎ご飯あるー⁉︎ワーオ‼︎プディングあるー‼︎」
お前は空気読めるようになったんじゃないんかーい?
リックスのクソウゼェデカイ声だけがリビングに響いて松永がジロッとリックス見た
「え......?松永兄ちゃん?え?あ.あれ?え?」
空気読むの遅いんだよぉおおお‼︎リックスてんめぇええ‼︎松永の視線と漂わせとるオーラで気づいたっぽい
「えへへへ」
何笑ってんだよぉおお‼︎笑ってごまかしてんじゃねー‼︎まぁそうするしかなかったんやろーな
「リックス何がおかしい?」
冷たい視線で松永がリックスを見よる.....
「あ.いえ」
「ご飯残ってる。座って待ちなさい」
「は.はい!!」
松永がすくっと立ち上がってキッチンに消えた
「かぁあああまあああああぁああやぁあああああああーん‼︎」
「ほんとごめんごめんーあんなに怒るって予想が出来なかったんだよー久しぶりにドキドキしたー。わーい」
「わーいじゃないわよ‼︎あたしたちまで巻き添えくらったじゃない‼︎鎌田先輩松永君を挑発するのやめてくれる⁉︎あたしたちハラハラして息吸うのすら忘れてたわ‼︎怖いから‼︎」
「そうですよ‼︎鎌田さんは平気でも僕たちフツーな人間には耐えられるもんじゃないんです‼︎鎌田さんと松永さんのやり取りたまに命が縮みます‼︎」
「僕は楽しいんだけどなー」
鎌やんはな
俺らまじびびったわ
リックスなんか正座して下向いて無言で飯待っとるぞ
何が何だか分からんけど反省しとるの見せとこうっつー魂胆が見え隠れしとったがこのクソが
キッチンから松永が出てきたの見えてまた俺らは無言
ドンっ‼︎
「食べなさい」
「あ....い.いただきます」
機嫌直ってねぇえええええ‼︎
鎌やーんっ‼︎このクソやろぉおおおお‼︎
「はぁ」
松永のため息に吉野と奥田組がビクッとしとった
「やめましょう。もう怒ってません」
笑顔やけど嘘をつけぇえええ‼︎目が笑ってねぇええ‼︎
俺だけじゃねえ‼︎他の奴らも長い付き合いで気づいとる‼︎
そこからは怒りの矛先をリックスにも分散させてなんとか急場をしのいだのでしたとさ
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