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昔のマスター✩⃛
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なんで
どうして?
やっぱり男の俺じゃダメなのかな。
それとも、機械だから?
悲しくて、涙がボロボロと零れ落ちる。
自分がマスターと同じになれないなんて、最初から分かってたのに。
それでも、喜んでもらおうと思って、こんな……。
「ん、ん……」
涙と一緒に鼻水も垂れてきて、息が苦しくなる。
しょんぼりして、もうこれ以上は諦めようと思った。
ズビッと鼻を啜る。
その後、思いっきりマスターの男根に吸い付いて、顔を離した。
直後びちゃっと顔に当たる液体。
「ふ、んぇ……?」
間抜けな声を上げる。
何だか生臭くて、ねっとりとしている。
「お前なぁ……反則なんだよ、そういうの………」
ごめん、というように頭を撫でるマスター。
俺は段々と状況を理解していった。
「い、いえっ。あの、俺、その、嬉しいです」
マスターの亀頭から、白濁を綺麗に舐めとる。
満面の笑みで見上げると、目を逸らされてしまった。
少し心臓が締め付けられる。
嫌……がられた?
再度泣きそうな顔をして、マスターと向き直る。
ちょこんと座った俺に、マスターはティッシュを差し出した。
「お前、淫乱……に見えるから、そんな顔で笑うな」
え?
淫乱って。
そんな顔って……。
機械だし、整形なんてできない。
顔と性格だけは変えられないのに、マスターはこの顔が嫌いなのかな……。
受け取ったティッシュを見つめていると、ふいっと奪われた。
「マフっ……んぐ」
「早く顔拭けって」
ゴシゴシとティッシュを押し付けてきたマスターは、何処か優しい声をしていた。
「精子まみれで喜ぶなよ、カイト。……俺だけだかんな?お前のマスター」
顔のこととか傷付いたけど、その言葉にはそれ以上の幸せを感じた。
「……はいっ!!」
マスターの大切な人になれるように。
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