アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2ー20
-
真白side
僕は、太陽の光で目が覚めた。
横を見ると、時雨さんがいない。
「どこ行ったんだろう?」
まだ、時計の針は7時を指している。
仕事は、昼からだからまだいるはずなのに……
僕はベットから降りて、リビングに行った。
リビングのソファの上に、時雨さんは眠っていた。
僕は、時雨さんの近くまで行くと時雨さんは、少し寝苦しそうにしている。
僕は、時雨さんの手を取ると時雨さんがいつも言ってくれることをいった。
「大丈夫ですよ。時雨さん。
僕が、絶対にそばにいますから。
だから、大丈夫ですよ。」
僕が言い終わると、時雨さんは急に目が開いて僕と目が合った。
僕は、思わず手を離してしまう。
「おはよう、真白。」
「お、おはようございます。」
「俺、ここで寝てたんだ。
なぁ、真白抱きしめてもいいか?」
僕は首を縦に振った。
そして、時雨さんの腕の中に収まる。
でも僕は、少し違和感を覚える。
なんだろう、今日の時雨さんはいつもと違う。
何かあったのかな。
いつも、ボクが助けて貰ってるんだ、僕が少しは役にたたなきゃ。
「あ、あの、時雨さん。
何かあったんですか?」
「ん?何にもないぞ。
心配させて、悪い。
ただ、真白の体温を感じたいんだ。
凄く落ち着くから。」
「…………そうですか。」
僕は少しショックだった。
やっぱり、僕じゃ頼りないのかな。
僕は、時雨さんの役にたてない。
暫く時雨さんが、僕を抱きしめると急に僕を抱えたまま、時雨さんは立ち上がった。
「わっ!」
「風呂入ろう、真白。」
「あっ、はい。
僕、1人で立てますよ。」
「俺が運ぶ。」
そう言うと時雨さんは、僕を風呂場まで連れて行って、そこで僕を下ろした。
「そうだ、着替え忘れた。
取ってくるから、服脱いでまってて、真白。
服は、そこのカゴ入れといて。
すぐ、戻ってくる。」
時雨さんが言うと、僕は時雨さんの言った通りに服を脱いでカゴの中にいれて待っているた。
少しの間待ってると、時雨さんが帰ってきた。
「悪い、真白。
待たせた。」
「大丈夫です。」
僕が言うと、時雨さんも服を脱いだ。
時雨さんの体は、凄く綺麗。
特に、背中の龍がとてもカッコよくて綺麗だ。
僕は、ずっと時雨さんを見つめていたみたいだった。
「真白、そんなに見つめられると恥ずかしい。」
「へ?
ご、ごめんなさい。つい。」
「怒ってはないからね。
さぁ、入ろう。」
僕と時雨さんは、風呂に1時間程入ってから出た。
そして、またリビングのソファに来てまったりタイム。
「気持ちよかったか?」
「は、はい。
凄く、気持ちよかったです。」
「そっか、良かった。
なぁ、真白は俺といて幸せか?
嫌じゃないか?」
「嫌なわけ、ないじゃないすか。
僕の、幸せは時雨さんといることですよ。
僕は、今がすごく幸せです。」
僕が言うと、時雨さんは黙ってしまった。
どうしたんだろ、時雨さん。
僕、変なのと言ったかな…
それにいつもは、こんな事言わないのに。
とっても悲しそうな顔してる。
何があったんだろう。
僕は時雨さんの黙った意味を考えていると、時雨さんが言った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
140 / 268