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知らない朝〜sideシュラ〜
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朝、冷え込む冷たい風に起こされた。
なんだろう。モヤモヤする。
アヤを昨日あのまま行かせて良かったのだろうか。
その時、嫌な予感が頭の中をよぎった。
あの細い小さな体に傷を負っているかもしれない。
考え出したら止まらなくなる…。
昨日までは知らなかったただの奴隷のはずなのに、
あの赤い意思の強い瞳を思い出すだけで
胸の奥がざわつく。
どうしようもなく気になってしまう。
この時の僕はこれが恋心だなんて気づくはずがなかった。
僕は奴隷の働いている鉱山に向かって走り出した。
唯、アヤが無事なことを祈って。
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