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城下町〜sideアヤセ〜
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初めての城下町を堪能した俺とヤナ。
シュラの横を上機嫌に歩く。しっかりと前を向いて歩いていたが何かにぶつかってしまった、いやぶつかってきた。
「いったいなぁ。
誰だよこの僕に道を譲らない不届き者は。」
いきなりなんだよ、と思い声がする方を向けば色素の薄い茶髪に翡翠色のつり気味の瞳の綺麗な人がたっていた。
背はシュラと同じくらいか、それより少し小さいくらいだがとても高い。怖い。
「誰かと思えば兄上ではありませんか!
フォンゼルも一緒なのですね。あれ?この醜い2匹は?」
「クレバス。
いきなり飛び出しておきながらその態度は良くない。言葉遣いも正しなさいといつも言っているだろう?」
普段のシュラから聞いたことも無いくらい冷たい声。
「奴隷なんかと一緒にいる兄上が悪いですよ!
王族として恥ずべき行為です。母上に言い付けます!!」
……?
シュラが王族!?!?
「シュラっ王族って、、、?」
「アヤごめん。黙ってて、知り合ってすぐで驚くだろうと思って言い出せなかった。
僕はシュラ・クロッツェルノ・シャスティール。
この国の第一皇子なんだ。」
俺は驚きすぎて頭が回らなくなった。
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