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ここ最近、ある噂がある。
ものすごい美人が迫ってきて、
「永遠を教えて」
と言ってくるらしい。
察しが悪い奴は言葉として永遠を教え、
察しがいい奴は行動で永遠を教える。
付き合う
セックスする
愛の言葉を囁く
どれも美人さんの心には響かず、背中を向けて去っていくばかりらしい。
その美人さんの呼び名が伊織。
小柄ではないが華奢で色白な体型
艶のある直毛の黒髪
小さいがぷっくりとしていて血色のいい唇
少しつり上がってるくりっとした大きなこげ茶の瞳
人を寄せ付けるふんわりとした笑顔
それらに惹かれる雄どもは全員初戦敗退。
そのほかの奴はは2ndステージで敗退。
ファイナリストは未だにいないとのこと。
俺、縣 桐夜(あがた きりや)は心底驚いたよ。
だってこの美人さん、男なんだぜ?
一度くらい拝んでおきたい。
そう思った瞬間開かれる扉。
その扉には、たった今俺の中で噂が現実になったばかりの
美人さん、伊織が居た。
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