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思考
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「……何だって?」
放課後。
なかなか時間の取れなかった鈴木くんを捕まえて、僕は鈴木くんに本当の事を話しました。
隣には姉ちゃんも居ます。
鈴木くんはさっきから一言話したっきりで何も言わず、じっと僕を見てきます。
怒っているのでしょうか。
恐る恐る鈴木くんの顔色を伺うと真っ直ぐな視線と目が合いました。
鋭い目つきではありましたが、怒気があるようには感じられませんでした。
「わかった」
そしてしばらく経ってから鈴木くんがそう言うと一度咳払いをして今度はさっきよりも真剣な目で僕をしっかりと見据えてこう言いました。
「お前に惚れてしまった。俺と付き合って欲しい」
…………時間が止まったように感じました。
その言葉は明らかに姉ちゃんではなく僕に向けられています。
姉ちゃんと僕はお互い身動きもせず固まっていました。
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