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⑨ (R18)
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高遠は檜山の手を取ると、その手をズボン越しに自らの陰茎に押し付けた。
勃起しているのが見てもわかるくらいに、ズボンの形は変形していた。
「先生……だ、出しますよ?」
「う、うん……」
檜山は高遠のズボンのジッパーをゆっくり下ろした。すると、覗かせたパンツはすっかり濡れているのか染みが出来ていた。
それを見て檜山はかぁっ、と頬、耳まで赤くした。
パンツを下ろすと、ぷるんと弾けながら綺麗な色の陰茎が姿を見せる。
檜山はそれを凝視すると、戸惑いながらも高遠に尋ねた。
「高遠先生……ど、童貞なんですか……?」
「なっ!?」
な、なんで。なんでわかる! ――
高遠は耳まで真っ赤に染めて恥ずかしそうに顔を腕で覆った。
「なんで……そんなん……」
「そりゃあ……めっちゃ綺麗な色やから、これ」
檜山は高遠の陰茎をツンツンとつついた。びくんと身体が震える。
「たったの一度も女性の中に入れたことがない……何も知らないペニス」
そして、陰茎にさわさわと手を這わせる。
もどかしい。そんな触り方しないで。そんな軽い触り方しないで。
もっと深く、強く、激しく触って――
「でも、もう一生知らなくていいやろ……」
耳元で囁かれ、そのまま耳をかぷりと咥えられる。
「ひぁあっ……」と身体を反らして快感に悶える。
檜山の声はやはりシルクのように滑らかで、耳を酷く犯す。
嫌だ。こんなのおかしい。やっぱりこんなのおかしい。
自分はまとも。まともなはずなんだ。まともなはずだった。
だけど、もう、もう――
「さわっ――触って、触ってぇ……ッ!」
欲情しきった高遠からは、何の匂いか甘くてくらくらしそうな匂いがした。香水にしてはきつくない。
高遠は檜山の腕を震える手で揺すぶった。
「檜山、檜山せんせ……ッ」
「高遠先生……」
檜山は高遠の綺麗な桜色の陰茎をそっと握るとゆるゆると扱き始めた。
微量な快感がもどかしく感じたが、檜山の大きな手で包まれている感覚は悪くなかった。
「檜山せんせ……そんな優しくやらんでも良いから……もっと、あの」
「……激しいのが好きなんですか?」
そう言ってぎらりと瞳を輝かせたと思ったら、檜山は握っていた陰茎をぎゅっと掴み上下に激しく扱いた。
ビクビクッ、と何度も身体を痙攣させ背中をこれでもかと反らす。
「あああッ、ああああああ! やめれぇ……ッ! 頭おかひくッ、なるからぁ、あッ!」
「めっちゃ濡れてる……いっぱい漏れてますよ先生」
れろぉ……と、耳の中まで舌で舐めとられる。
「やらぁ! あか、んって、ばぁ! イク、イクッ、イクイクぅううう!!」
高遠は大きく痙攣して反り返った。すると大量の白濁液が宙を駆けた。
肩で息をする。
「……ひ、檜山先生……檜山先生ッ」
「まだビクビクしてますね、これ」
高遠の竿は欲望を吐き出してもまだ隆起していた。
「一緒にイキましょうか……もっと気持ち良くしてあげますよ」
檜山は自らのそれと高遠のを一緒にぎゅっと握った。
ぐちゅりといやらしい音が鼓膜を刺激する。
「欲しい……やろ?」
「……はい」
檜山はにやりと笑うと、高遠の唇に吸い付いた。
あぁ、おかしくなる――
結局、落ち着いたのは空が白んだ頃だった。
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