アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
20
-
「…ッあ、あッん…、も……いいから…っ」
「"いいから"、なんだ?」
"俺がやる"
彼を受け入れる準備をしようとしたオレに言い放たれたのは、そんな意外すぎる一言だ。
でも、たかがノンケの好奇心で自分の敏感な場所を弄らせる気にはならず、オレは丁重に断った。
断ったんだけど……。
「ッん、もう…欲しい」
「何言ってんだ。ちゃんと解さないとダメだって言ったのはお前だろ。まだ指二本だぜ?」
「うわ…っあ…ああぁ……ッ」
押し切られてというか無理矢理というか…。
結局彼がするはめになってある程度の痛みは覚悟してたけど、予想外の優しい指先にオレはか弱く喉を震わせた。
力任せじゃなくオレの体に合わせて本当にじっくり指が愛撫を繰り返す。
その動きは丁寧すぎてオレには少しもどかしい位だったけど、おかげで恐々とした考えは消えた。
「いい…、もう十分だよ…!だから早く…」
固く膨張したモノが時折ピクンッと跳ね、じわりと滲み出した先走りがとうとうオレの腹に糸を引いて滴る。
なんでこんなに欲しくなるんだ…?
「駄目だ。もう少し我慢してろ、この淫乱が」
「んッや…!やだ…ッ」
オレは頭がおかしいのか?
甘い言葉の一つも与えてくれず、常に蔑んだ目でオレを見つめるこの男が欲しくてたまらない。
"Sっ気がある"とは言われたことがあるけど、"Mだよね"とは一度も言われた試しがないオレは、自分が彼の何に欲情してるのか理解できなかった。
でも所詮、オレが求める物なんてそんな物かもしれない。
理解ができず説明も付かず、だから与えられる事のない何か。
ずっとそれを探し求め、満たされる事を望んでる。
だけど彼は意地悪く笑い、指を一本増やし中を掻き混ぜた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
20 / 82