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『……勘違い、されんぞ。』
「もうされてるから心配ない」
『は!?』
慌てて周囲を見渡すが、人の気配は無く
代わりに頭上で聞こえる小さな笑い声。
見上げれば、案の定隠すことなく笑っているホモ野郎の顔。
『てめぇ』
「何お前、誰かに見られてると思ったのか?」
『もうされてるからって…』
「誰も見られてるとは言ってないだろ。」
面白がってそう言うホモ野郎にムカつくが、
これ以上上ばかり見ていると首を痛めちまいそうで誰もいない正面を見る。
「まぁ、されてる事は変わりないけどな」
小さな声で何かを呟いた後
俺をからかい終わったのか、まわしていた両腕も背中に張り付いていたホモ野郎の身体も離れ
少しだけ感じた温もりも一緒に消え去る。
気付かねぇ内に力が入ってた俺の身体は開放感で疲れを感じた。
「で?返事は?」
『は………っ、!?』
ホモ野郎の声が聞こえた瞬間、
思いきり腕を引かれた俺の身体は導くように端へと追いやられ
背中には壁、正面にはホモ野郎の首元。
ホモ野郎の左手によって俺の左腕は顔横で押さえつけられ
解放された俺の身体はまた身動きが取れなくなる。
「これが壁ドン……でいいのか?」
『は?そんなのより離せって…』
「失敗か?お前顔赤くならないもん」
『いや知らねぇよ』
何かをやり遂げた顔をしてるホモ野郎が謎すぎて抵抗する気も薄れてく。
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