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Side孝彰、11
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手が届くところに有生がいるのは本当に久しぶりだった。
会えない仕事中は、自分でも変態かと思うくらい妄想した。
その有生に2週間ぶりに触れる事が出来たのだ。軽く理性が吹き飛びそうなのを、ギリギリのところで堪えていたが、孝彰の様子の変化に気がついて、心配している彼を前にして、愛おしさが振り切れてしまった。
髪に触れ、頬に触れ、グロスを付けてもいないのにプルンとしている唇にキスをして、胸の中にすっぽりと収まる身体を抱き締めたところで、もっと欲しくて堪らなくなる。
(...だめだ、止まらない...有生が欲しい)
気がついたらベッドに倒していた。
有生に止められ、そこが自分の家じゃない事に気が付き、場所を移動するくらい、余裕が無かった。
それから思いがけず、今日はご褒美を貰った。
彼が顔を赤らめ恥ずかしそうに、一緒に風呂に入りたい、と言ってくれたのだ。
孝彰はときめいてしまった。好きな子から誘って貰うのが、こんなにも嬉しいとは。
(こっ...ここまで生きてきて良かった...っ!)
と思った瞬間だった。さっきは。
(.........で、、今は何のプレー?)
我慢プレーか、はたまた焦らしプレーか。
(観察プレー?...いやいや、なんでだ?)
孝彰は1人湯船につかり、身体を洗う有生を眺めていた。
身体を洗い、先に入っていた有生と...と思ったら、入れ替わりに身体を洗うと言って出てしまった。
洗ってあげる、と言うと、
「僕、1人で洗えます」
と返されてしまう。それで孝彰は大人しく1人でお湯に浸かっていた。ボーッと有生を眺めながら。
(......あぁ、綺麗な身体だ)
色白で細い、背中から腰のラインは女性より骨張っていて、男の子らしいが、でも色気がある。
時々見える股間のそれも、綺麗なピンク色で可愛らしい。
(あー触りたい...優しく撫でて、可愛いく喘がせて...)
「......さん、どうかした?」
「え...何だった?」
身体に見惚れるばかりか、あらぬ妄想まで膨らませて、有生の話を聞いていなかった。
孝彰の股間のモノも反応しかけている。
「あぁ、良かった...体調が良くないのかと思ったよ。...僕さ、こんな風に一緒に入って、いろんなこと話したりしたかったんだ」
「僕は有生の身体に見惚れていたよ...綺麗な身体だ」
「...そうゆう、いやらしい話じゃなくて!今日何をしたとか、普通の話だよ」
彼が全身泡だらけにしながら冷たい視線を送ってくるが、孝彰はその泡の切れ目からチラリと覗く乳首に釘付けだった。
(...美味しそうだな)
「孝彰さん、僕もうすぐ終わるから、のぼせないうちに先、上がっていいよ」
「......え...ちよっ...有生?まさか、何もせずに終わり?」
「...?」
(そうか、お風呂の楽しみもまだだったか…有生のキョトンとした顔、あぁ...可愛い)
「石鹸落としたらこっちにおいで」
と孝彰が言う。
甘い時間は作ればいいんだ。
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