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俺だけの王子様、お姫様。
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うらたぬきside
気持ちを捨てるなんていっても
だてに坂田を好きでいたわけじゃない。
たぶん、いや絶対に時間がかかる。
それに加えてたくさん泣くだろう。
でもこの時間、歌い手でいられるこの時間を
俺は大切にしたい。
坂「うらさんっ、聞いてよ!」
う「ん?」
坂「俺の好きな人ね、ツンツンしてんの!可愛いと思わない?!」
...忘れてたけど、坂田には好きなやつがいる。
しかも女でツンデレとかそりゃ可愛いだろうな。
俺なんかツンツン通り越して冷たすぎるから。
しかもそれ坂田に言われたし。
う「そっかぁ、そいつも愛されてんだな。
みんな若いなー!」
坂「うらさんおじいちゃんみたい(真顔)」
う「おい」
坂「wwww」
その顔、好きだよ。
いつも真顔でいれば爽やかイケメンなのに
笑うとくしゃってなる。
ほんと、俺坂田好きだな(笑)
坂「............ぇ?」
う「え?」
しばらく二人の間に沈黙が流れる。
俺はわけが分からず首を傾げる。
すると坂田が口を開いたとき、
まーしぃとセンラが練習スタジオに入ってきた。
志「やっほー、お疲れさん!ラブラブやな!」
セ「うらさかはまた一緒ですかぁ?」
センラが茶化して俺の頬っぺたをふにふにする。
ムスッとなって反論しようとすると
ふいに坂田が口を開く。
坂「...うらさんとはそんな関係じゃないから。まず、俺ら男同士だから。茶化さんといて。」
...また、さっきの空気が流れる。
喉がしまって、何も言えなくなってしまった。
そうだよ、所詮分かっていたことだった。
う「...ごめん、ちょっと出るわ。」
志「...は?えっ、ちょっとうらたさん!」
セ「うらたん...っ!」
坂「............っ」
...っあー...ごめ、坂田。
結構俺坂田のこと好きだったみたい。
ほんとにごめん、許して。
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