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入寮日
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俺、斎藤 瑠日(さいとう るか)は、春から高校1年生となる。せっかくの青春時代だが、残念なことが二つ。
一つは、親元を離れ寮生活になるということだ。ちなみに、この高校の寮は二人一部屋となっている。嫌だな、、、。もともとだらしない性格だし、同室の人が厳しい人だったらめんどくさいな、、、。
さらにもう一つ。そう。これが思春期の男子高校生にとって、もっとも悲しき最大の問題なのである。それは、、、
「るかぁ~、もうつくぞ~!お?どうした?」
「お、、」
「お?」
「女の子がいなあああああああああっいいいいいいいい!」
そう。ここは県内唯一の男子高なのである。
寮は男子高のわりになかなかきれいで、たくさんの5階建ての白い建物が小さな村のように並んでいて、その間に桜道があるいかにも青春出来そうという場所だった。そう。女子がいれば、だ。こんなにも晴天で、ピンクの桜が満開であるも関わらず、そとには男しかいない。
「はぁ~やってられっかよ、、」
スーツケースを転がしながら、思わずため息がでるのも許してほしい。
えーと、俺がこれから住む建物は、、、お、ここだな。
正面玄関のドアをあけると、そこにはソファーなどのあるちょっとした休憩室のような場所が広がっていて、金髪にピアスの先輩が資料を読みながら座っていた。
え??いきなり不良かよ??いや、、、ヤンキーが資料?
「お?新入生か?」
入ってきた俺の気配に気づいた先輩が資料から顔をあげてこっちを見た。
「え、、、」
「え?」
うわ、、、、
へ、、、????
俺は自分の目を疑った。さらさらの金髪の前髪から見えた目はきりっとしているのにどこか色っぽく、艶やかな唇に思わず目を奪われる。とてつもないイケメンなのだけど、イケメンというより、、、
美人すぎるううううううう!!!!
俺はこの日、生まれて初めて男に一目惚れしました。
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