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2回目(6)※
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浅野は俺の脚を大きく開くと、性器を後孔に押し付け腰を進めた。
ーズ…ズチュー
「つ…んんッ!」
「くっ…」
ローションの滑りも手伝って、一気に奥深くまで突かれると、それはゆっくり味わう様に、浅野自身の形を俺の中に刻み込みながら、浅く深く抜き挿しを繰り返して来る。
「んッ…んぁッ…んん」
唇を噛み締め、とめど無く溢れ出る声を堪えていると、浅野が何か言いたそうな顔で不満げに俺を見つめた。
「…さっきから思ってたけど何か、この間より声我慢してないか?」
うん、我慢してた。
「だって…ココ…お前ん家と違って、防音じゃないし…っ隣、聞かれたら…ヤバイ…んッ」
ユサユサとゆっくりと腰を揺すられながら、時々イイ所を掠められ、溢れそうになった声を手の甲を口に押し当て殺した。
浅野はそんな俺の姿を見て、ニヤリと笑って…
あ…何か嫌な予感…
「そっか。じゃあ、しょうがない…な」
ーズズッ!ー
「ーッ!あァッ!」
腰を思いっきり激しく打ち付けられて、思わず浅野の両肩を掴むと、塞ぐ物の無くなった口から一層高い声が溢れてしまった。
それに気を良くしたのか浅野は何度もポイントを狙って突き上げて来る。その度に、快感の波に呑まれ昇り詰めそうになるのを、浅野の背中に腕を回して堪えた。
「あッ!もっと、ゆっくり…んンっ」
そう小さな抵抗の声を上げると、浅野の汗ばんだ肩口に唇を押し当てながら声を塞いだ。
「口塞ぐなら、こっちにしろよ」
浅野は、そう耳元で囁くと頬に一旦唇を落としてから唇に深く口付けた。
「ん…ンぅ…」
激しい動きと、優しい口付けにゾクゾクと快感が競り上がってくる…
気持ちいい…溶ける…っ
「淳也…」
ーズクン…ー
一瞬唇が離れた瞬間、浅野に名前を呟かれ、その熱っぽく掠れた声にとどめを刺された。
「アッーんんッ!」
大きく喘ぎかけた唇を浅野の唇に押し付けて身を震わせると、白濁を放った。
「はぁ…あ…っ」
大きく息を吐きながらぼんやりと浅野を見つめると、微笑みながら俺の頬を撫でた。
「淳…いいか?」
俺の息が整うのを待って浅野は俺にそう問いかけると、浅野は俺の中に埋め込まれたままの性器を一度、グリッと押し付けた。
それは、浅野が俺の中でイキたいという事…
俺がこくりと頷くと、浅野は俺の身体を向かい合う様に抱き抱えた。腰を掴まれ、互いに腰を揺らすと、再び身体が甘い快感に包まれる。
頬から唇、首筋へと浅野の唇になぞられる度に感じて、イッたばかりの性器はまた頭を擡げ始めた。
「凄いな…もうこんなだ」
浅野は俺の性器に指を絡ませ、ゆるゆると扱き出した。
「あ…ん…ゆう、すけ…ッ」
「淳也…」
多分お互いに同じ気持ちで、ただ愛しくて、堪らず名前を呼び合った。
「フ…締めすぎ」
「だって…っ気持ちいいから…っ」
いつもと違う名前で呼ばれるだけで、なんだか身体がフワフワして、ドキドキして、ゾクゾクして、浅野の事離したくないって勝手に締め付ける。
本当に、名前で呼ばれる事に早く慣れないと身体がいくつあっても足りないな…
「もっと、気持ちよくしてやるよ…」
浅野はそう言うと、俺の腰をガッシリと掴み、奥に突き入れたままガクガクと揺すり始めた。
「あ!…んッ…んッ」
ーグチュ…ズチュー
浅野が俺の中を擦り上げる度に、卑猥で粘着質な音が漏れるのが恥ずかしくて、思わず浅野の肩に顔を埋めると、抱き合った状態のままベッドの上に倒れ込んだ。
「すげ…ローション泡だってる」
浅野が、俺の腰を高く持ち上げながら、結合部を見て、そんな事を言うもんだから、更に羞恥心を煽られる。
「も…んな事…言うな…ぁ…バカ」
SEXだっていろいろして来たし、こんな事に恥ずかしさを感じる程、可愛げがある訳じゃ無いはずなのに、浅野が相手だと途端に羞恥の固まりみたいに身体が熱くなって…
あぁ、俺はやっぱり浅野の事がすげぇ好きなんだなと、改めて思う。
気付けば、浅野の顔をじいっと見つめていた俺に、浅野が困った様に笑った。
「な…に?」
思い切って聞いてみる。
「いや、好きだなーと思って」
浅野はそう言って俺の髪を梳く様に、
撫でた 。
まただ。また、俺の気持ちを見透かす様に、浅野と思いがシンクロした。
「俺の方が好きだ…」
俺だって、改めて浅野の事が好きだと思ってたのに、先を越されたのが悔しくてそう言うと、浅野の背中に回した手を引き寄せて、唇を合わせた。
「ん…ふぁ…」
浅野も俺の唇を貪るように、激しく舌を絡めて来た。
それに合わせて、腰の動きも一層激しくなり…
「あ!…んァ…んんッ!」
「もう…ヤバイ…イキそ」
浅野はキスの合間に、堪らずそう言うと、中から出て行こうと腰を引いた。
俺はその腰に足を絡ませ、首を横に振って…
「いぃ…中に…出して…ッ」
今日は、浅野の熱を直に感じたかった。だから最後は、浅野にも、俺の熱を直に感じてイって欲しい…
「く…ッ…」
浅野は眉間に皺を寄せながら、俺の中を抉る様に激しく腰を打ち付ける。
そんな快感に酔う浅野の姿に、自分も一緒にイキたいと、欲にかられて、俺は自ら自分の性器に指を絡ませ、メチャクチャに扱いた。
「アッ!…んッ…ひァ…」
気持ち良すぎて、頭がチカチカする…
もう…
「っ…イクッ…」
浅野がそう唸った瞬間…
ードクン!ー
「ん!っ…あぁ…」
「くッ…」
二人同時に白濁を放った。
快感に意識を手放しそうになりながら、ドクドクと、浅野の性液が俺の中に注ぎ込まれる。
俺達の身体を阻む物は、何も無い。
脈打ち、限界まで熱を持った浅野の性器の感触を刻み込む様に、ビクビクと痙攣を繰り返しながら性液を絞り取った。
「はぁ…はぁ…ッ」
引き抜かれ、暖かい性液がトロリと溢れ出す感覚は気持ちのいい物では無いけれど、それすらも浅野の物だと思えば、途端に幸福感に包まれる。
「ゆぅ…すけ」
唇に手を伸ばし、キスを強請ると
「ん…」
優しく唇が触れた。
「何か、2回目って緊張するよな」
ベッドの上、仲良く並んで微睡んでいたら突然浅野がそんな事を言って来た。
…はい?緊張?浅野は緊張してたのか?
「…ど…どの辺が?」
緊張のきの字も感じ無かったけど…
「ん?いや、一回目は考える余裕なんて無かったけど、二回目の方が余裕ある分、どうしたら感じてくれるかとか、考えるだろ」
「浅野…」
そんな事考えてたのか…
「はい、ブーーーッ!!」
「は?」
折角感動してたのに、突然浅野がそう言い出して、俺は訳が分からず間抜けな声で聞き返した。
「今‘浅野,って、苗字で呼んだだろ」
「だってもうSEX終わってるじゃん」
「ピロートークまでがSEXです」
浅野は楽しそうに、ニヤリと笑ってそう言った。
「‘家に帰り着くまでが遠足です,みたいに言うな」
俺は苦笑しながら慌ててそう言い返した。
「さぁ、罰ゲームな。SEXする前に言いかけた事を吐いてもらうぞ」
言いかけた事…そう言えば、言ったな。
「むぅ…」
俺の思いをそのまま口にした様な事を言った浅野に対して、言いかけた事。
「ほら、早く」
「…浅野って…何でそんなに、俺の気持ちが分かるんだ?」
俺が渋々そう言うと浅野は、何だそんな事かと言わんばかりの顔で
「愚問だな。愛だよ愛」
アッサリとそう言った。
「…何か嘘くさい」
本当は嬉しくて仕方が無いのに、つい憎まれ口を叩いてしまう。きっと浅野には、俺が嬉しくて仕方が無いことさえもお見通しなんだ。
「嘘かどうかもう一回確かめるか?」
お見通しなくせに、浅野はそうニヤリと笑うと、俺の額に自分の額をコツンと押し当ててそう言った。
「っ…もう十分伝わってるよ」
俺は小さく笑いながら、浅野の背中に手を回した。
「全然伝え足りないから、明日また伝えるわ」
浅野も俺の身体を抱きしめて笑いながらそう言った。
「うん…」
また、憎まれ口を叩こうと思ったけど、素直に頷いて、浅野の胸に顔を埋めた。
俺も伝え足りないから…
少しづつ、一歩づつ二人の時間を増やして、一緒にいる事が当たり前になればいい。
明日も、明後日も好きが、ずっと続けばいい。
俺達の恋愛はまだ始まったばかりだ。
-2回目 end-
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