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外
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「ジュース買うんだったらついでにデザートでも買っておいで?これはお小遣い。」
そう言って、1000円を結の手の上に乗せた
「いらない」
「そんな事言わない!好きなもの買っていいから」
「じゃあ…鈴は何が食べたい?」
「俺?俺はねー。シュークリームとか好きー」
「シュークリーム?」
「あったら買ってきてくれると嬉しいなぁ」
「…あったらね」
「ありがと」
ふふ。と笑いながら結を連れて玄関まで向かった
その流れで、玄関の扉を開ける
いい天気だなぁ。と外に目を向ければ、足元に何かがぶつかった
見れば、結が壁に手をついていた
「大丈夫?」
「…うん」
辛そうで、外に出すのを躊躇ってしまう
一度、ドアを閉めて結の様子を見た
「眩しいよね」
「…」
「俺、急ぎの用じゃないし車で送るよ。心配過ぎて学校いけない!」
「太陽が眩しいなんて、いつもの事でしょ」
「そういう問題じゃないの」
「どういう問題?」
「俺が心配っていう問題!」
「……不思議な問題」
「よし、決まり!車まで抱っこしようか?」
「歩ける」
そうは言ったものの、さっきの様子を見ていると、目眩を起こしたり気持ち悪くなってしまったりするかもしれないと思い、結の手を掴んだ
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