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変化
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それでも物語は続き、終盤に近づいていく
不意に体が、ビクッ。と震えた
その原因は、突然耳に入ってきた喘ぐような声
別に、嫌というほど出してきた声だし、聞いてきた声
慣れているはずなのに。
なのに、鈴の前ではそういう行為に関連することは極力触れたくないと思ったし、聞きたくないと思った
それは何故か分からないけれど、鈴には自分の汚い部分は少しでも知られたくないと思ったから
「大丈夫?」
そういう時に限って、いつも以上に優しくて、心配そうな声を出す
何とか頷きはしたものの、手が震え、背中の後ろに隠した
別に行為が怖いわけじゃない。
鈴に知られることが、怖い。のだと思う
「やめようか」
DVDを消し、そう言って鈴が笑った
「大丈ー夫。怖くないよ」
突然抱きしめられ、身動きが取れなくなる。
けれど、それを振り払う気にはなれず、弱い抵抗を繰り返すだけだった
いつの間にか眠ってしまったらしく、目が覚めるとベッドの上だった
鈴は隣で眠っていて、何故か手を繋がれていた
その手をそっと離し、時計を見る
体を起こすと、何となくお腹がすいたような気がする
今は3時を回ったばかりだけど、これが今日の朝ご飯の時間
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