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恋人自慢
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『環も可愛い』
すぐに返ってきた返信に笑いをこらえる
俺も想も、結局は同じことを思っている
「環ちゃんのところ行ってみるー?」
眠っている結の前髪を避けてキスを落とす
起きたら聞いてみよう。
最近はずっと家にいたし、たまには外に出るのも大切だ
でも、家を出る前に少しでもお腹に何かを入れておいて欲しくてキッチンに向かった
冷蔵庫を一通り見て、シチューを作ることにする
あとからでも食べられるし、美味しいし、シチューを作るという案はきっと名案に違いない
食べやすいようにと小さく野菜を切って入れていく
結がこれを食べるのだと思うと嬉しくてつい凝ってしまう
大方出来上がると火を消して寝室に向かった
静かに開けたつもりなのに、起こしてしまったようで、ぼんやりとした瞳が俺を見据える
「起こしちゃったね」
ふるふると首を横に振ってベッドから体を起こす結。
「ゆっくりでいいよ」
寝起き姿をぎゅーっと抱き締めれば胸に顔を埋めてくれた
「これからさ、環ちゃん達に会いに行かない?」
「…環?」
「うん!行こー?」
「…いいの」
「うん!さっき少しやり取りしんたんだけどね、環ちゃんも会いたいって!」
「…行く」
「やった決まり!
その前に少しだけご飯食べていこうね」
「いい匂いする」
そう言って、すりすりと頭をくっつけられる
あー、可愛い。
本当に、一生大切にするからね。
「シチューだよ」
ふふ。と笑って手を引けば「…ありがと」と恥ずかしそうにお礼を言いながらついてきてくれた
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