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現場3
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「へーびっくり!」
「…それだけ?なんかもっと他にこう、引くわーみたいな態度ないん?」
この業界に限らずだけど、そういう人も見てきたからそこまではびっくりしない。
それに大ちゃんはあいつと違って…すごいいい人そうだし、好きだって言われたら困るけどそんな感じもないし。
でも大ちゃんもきっと今まで色んな苦労があったんだろうな。引かれて落ち込んだりしたこともあったのかもしれない。
「引かないよ?俺は偏見とか無いから大丈夫!もちろん誰にも言わないし!」
「朝日ちゃん!!!(泣)話して良かったわー俺今まで色々悩んで来てんねん。」
「これからは何でも相談してよ!俺に解決は難しいかもだけど色々聞くよ。」
ああ、これが友情ってやつだな。久しぶりにこんなに熱くなる。
酔っ払っている朝日はぼやけた頭で友情を噛み締める。
初対面なはずなのに、もう外から見れば昔からの親友のようだ。
「そんでなー、俺今そのハルキに惚れてるんよ。ほんとあいつかっこよすぎて、、、。」
「ハルキさんってそんなにかっこいい人なんだね。でもそれなら何で人前には出てこないんだろう?あまり目立ちたくないとか?」
「うーん、あまり言っちゃ駄目って言われてるんやけど、簡単に言うと他の仕事に支障が出るからって感じなんよ。」
「他に仕事してるんだ!本書くだけでも忙しそうなのに凄いね。」
「あ、他の仕事の話は内緒にしといてな。」
「もちろんだよ。」
ハルキさんは凄いな。文才があるだけじゃなくて他のことも出来る人なんだ。
「朝日ちゃんと飲むの楽しいわー。芸人仲間だとこんな真面目な話できひんし。」
「俺もすごく楽しかった!ハルキさんのこと頑張ってね!大ちゃん可愛いしきっといけるよ!って無責任すぎるかな?」
「いや、ありがとう!頑張ってみるわ!」
大介がハルキさんを好きになった経緯や最近の仕事のことを話すうちに深夜になってしまった。
「また飲もうな〜!」
「うん〜!」
大介の独り言…
「ハルキさん、実は朝日ちゃんの近くにいるよって言ったらびっくりするかな?こないだの番組でハルキ、朝日ちゃんのファンって言っててガチっぽかったから取られる心配がないって言ったら嘘かなー。まあ俺のものでもないんやけど。もし朝日ちゃんとライバルになることがあったら正々堂々と勝負しよう。いい子だから。ふんふふーん♪」
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