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後輩受けが書きたかっただけの話。
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sibeレオ
青春なんて分からないが、
人生はそれなりに楽しめているとは思う。
友人は多い方で、
学年問わず声をかけられる。
女子生徒からは告白され、
男子生徒からは遊びに誘われ、
"これといった不満のない毎日"
を、送っている。
───だって、そうするように言われたから。
可愛い恋人の願いだから。
今も、ツンとすました顔で
こっちに視線をぶつけてくる、彼。
目が合うと少しだけ耳と頬を赤らめて
視線を逸らす。その様子は、
俺の薄汚い扇情を煽るには十分だった。
こんな、汚れた感情を持っている事を知ったら
気軽に話しかけてくる人達はどう思うか。
たまに、熱を孕んだ目で話しかけてくる
彼女達。だけど、俺はその比ではない自覚がある。
第一、恋愛なんて綺麗事だけじゃ
やっていけるわけがない。
今日も今日とで、ツクリモノの自分を嘲笑っては
本物の自分を奥に押し込んで放課後を待つ。
あぁ、早く彼に話したい。触れ合いたい。
…呆れられるかもしれないが、もう我慢できない。
あと、少しで2人きりになれるというのに。
昼休み。食堂に向かう生徒が多い廊下で
友人と会話する彼を見つけた。
何気なしに、すれ違いざまするりと指を絡める。
触れたところから熱が伝導したのか分からないが、
彼の頬から顔全体に朱が散らばっていく。
そして慙愧したような目で見られた。
ご め ん ね 。
そう声を出さず伝えてみると、
ふ ざ け る な。
と一言、彼らしい態度を取られてしまう。
あぁ、可愛い。これだけで今日の残りは頑張れそうだ。
気分が良くなった俺は残りの時間を黙々と消費した。
〜作者より、あとがきてきなもの〜
夏の浮上以来、久しぶりの投稿です!
私用でごたごたしていました。
来年からはもう少しペースを上げて更新しようと思っています。気長にお待ちいただけるとありがたいです。
削除した話ですが、纏まりきれていない作品を上げてしまった為時間のある時にでも考え直し上げようかと思います。混乱した方々すみませんでした。
今回の作品はリハビリを兼ねた、模索的なものです。
ちょっと書き方を変えてみました〜!どちらが良い等ありましたら、コメント(?)などで教えて下さいね。
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