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「っ!おとう…と…?」
「そうだ。俺の名はアラン。ノアールの2人目の子になる。そしてスバル、貴様はノアールが女に授けた最期の子。俺達は正真正銘、同じ父を持つ兄弟だ。」
どこまでも気位の高い態度を崩さず、アランと名乗るこの男に気押しされた俺の上体は迫る彼から少しでも遠ざかろうとベッドに沈む。
そんな俺を手中に収めると言わんばかりの彼はゆっくりと獲物を追い詰めるように俺を組み敷き、ベッドを軋ませた。
「目は……父親似だな。血は母のものを色濃く引き継いだか」
「…っ!やめ…ッ!」
体をまさぐる手を掴んで抵抗すると逆に掴まれ、頭上で両手を封じられた。
どんなに動かそうとしても全く動かない腕は、何もないはずなのにまるで見えない鎖にでも繋がれてる気分を錯覚させる。
「暴れるな。貴様に拒否する権限はない。黒梓の血を継ぐ者は皆、王に従う。」
「王…って、王様?」
「そうだ。黒梓の権力者は長ではなく"王"として男の魔女が代々引き継ぐ。命令には絶対服従だ」
生まれながら王として育てられたのだろう。
彼には人を従わせるだけの威圧感があり、会ったばかりの俺ですらそれに飲まれそうになる。
だがそうならないのには理由があった。
「あんた達のやり方は……間違ってる。力で人を従わせてそれが何になるんだ!?」
「くくっ…、何になる、だと?力のある者が力のない者を従わせるのは当然の摂理。それが俺達、黒梓の魔女だ。王の為に己の力を使い、王の為にその身を削る。それはこの上なく名誉な事だ」
「いっ…!ぁッ…やめ、ろ…!」
胸の飾りに爪を立てられ細く尖った激痛で顔が歪む。
「痛みは嫌か?ならば大人しく従え」
「誰が、あんたなんかっ…ぐッ、ぁあっ…!」
下腿の中心を加減なしにきつく握られ瞼の裏がチカチカする。
気を失いそうな程の痛みに体を強張らせている内に、アランの手は俺の着衣を剥ぎ取り下腿を露わにさせた。
「強情だな……だが知っているか?痛みの後の快楽は格別だ。」
慰めでもする優しい声音でそう囁くと彼は萎縮した俺のモノに手を添え、その直後、震えがきそうな程温かく柔らかい感触がそれを包み込んだ。
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