アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
にがてなことばかり?
-
瀬川に追いついて、こら、勝手に置いてくなよー!なんて話してるうちにクラスに着いた。うわ、なんでこんな注目されてんの。こうゆうの、ニガテ。
「ねぇ、瀬川ぁ、なんか俺の顔についてるー?すごい見られてる気がするー。」
「なに、お前、無自覚?うわー、だめ」
いやいや、自分の容姿については自覚してますよ、無自覚じゃないですよ、とは言えないからコテン、と首を傾げてとぼけてみせた。
「んんー?無自覚?なにそれぇ?俺、無自覚じゃないよぉ?」
「…はぁ、なんでもねーよ。ほら、座れ」
先生は中々来ないし、視線は集めたままだし。暇だなぁ、めんどくさいなぁと思い教室を見回したら窓際の一番後ろで大きな人が突っ伏してた。何だろう、あれ。
すごい髪の毛の色がきれいなんだけど。
気になるなと思って瀬川に聞こうとしたら、ちょうど良いタイミングで担任が来た。
「おーい、お前ら、順番に名前読み上げて行くから呼ばれたら座れよ。わかったな?」
「はぁーい、せんせぇ」
…無意識に腕の傷跡を触っていたらしい。
疲れた、本当ストレス溜まるなぁ、こうゆうの、ニガテ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 61