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おはなばたけ?
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食堂に着いたはいいけれど、案の定混んでいてとてもじゃないが三人は座れない。
「…やっぱり座れないじゃん!瀬野ちゃんのばかぁー、これ以上痩せたらこまるー!」
ジトーっとしてるであろう目を瀬野に向ける
「ご、ごめんって、今度なんかおごるから、な?時間がもったいねぇから売店行こうぜ」
…元々少食だし、痩せ型だし、甘いものは好きだけど、食事対しての執着は微塵もない、というのは瀬野ちゃんにはヒミツ
「もー!31のトリプルだから!あ、笹本くんも売店でいいー?ごめんね、瀬野ちゃんが」
「いや、別にいい、杉田と食べられるなら」
「っう、な、なに言ってんの、笹本くん、」
…ボソッと聞こえた言葉、咄嗟にしゃがみこんで、真っ赤になってるであろう顔を両膝に埋めて、うわわわ、どもった、と狼狽えた
こっちは瀬野におごってもらう、31アイスクリームのフレーバーをどれにするかで頭がいっぱいの、いわゆる脳内お花畑状態だったからだ。
「っん?杉田どうしたー?腹いてぇの?」
…この時ばかりは瀬野が単純でよかったと思った。
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