アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
やきもち?
-
ああ、もう、俺、なんか変だ。
そう言い、綺麗にセットしてある髪をワシャワシャとする姿を見て、不覚にも可愛いと思ってしまったのは自分だけのヒミツだ。
「なに、瀬野ちゃん、ヤキモチかぁ。」
「…そうかもな、ヤキモチかも」
いつも通り反応するかと思って、わざとヤキモチ、という言葉を使ったのに返ってきたのは、思ってもいなかった反応で。
「てか、ヤキモチってなんなの、意味わからないよぉ?そうゆうタイプじゃないじゃん?」
軽く混乱しつつ、そういうタイプってなんだ、と内心自分にツッコミつつ、そう言うと瀬野は眉を下げ困ったように笑った。
「俺もわかんねぇけど、なんか杉田のこと、いじめたくなったの」
でも笹本がいい加減怖いからもうやめるわー、と言いまたコーヒー牛乳を飲み始めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
54 / 61