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花花花 掴みどころのない話
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花束を抱える
赤ピンク白黄色
色とりどりの花たち
その他にもたくさん色はある
例えば黒や青、それから紫とか
「今が一番綺麗ですよ」
花束をもし彼のために作るとしたら、黒い薔薇とチューリップを主に、数本のパステルカラーの花を添える
うん。
前世よりもその前世よりもずっとずっと昔から思っていた
あなたから花が咲いたらどんな色なんだろう
血の色を吸うのだろうか
あなたの思いの色を吸うのだろうか
痛み?
苦しみ?
夢?
希望?
何を咲かせるんだろうか
「咲はしないよ
なぜなら、うーん…人だからだ
そうだね、えっと、お前は猫にでもなったらどうだ。」
チリン…
ニャァ……
「どうやら花が吸ったのは水でも血でもなく、愛だったようだよ。
君の望んだ色はこれかな?」
ニャァ……
「そのままの君を愛してあげるよ」
グサリ。
モグモグ
「美味しい。」
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