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聖書
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聖書によると、言葉は神であったそうだ
なるほど確かに言葉の持つ力を、人は使いこなしきれていない
この力はまさに神の力と言えなくもない
「愛していると好きにはどう言った違いがあるだろう」
「さあね
またややこしいことを考えているね」
「まぁ、なんというかこれは恐らく性だろうね」
「馬鹿馬鹿しい」
「そうだね。本当にその通りだ」
暇さえあれば考えてしまう
君への1番の愛の言葉
回りくどくてめんどくさい僕と
卑屈でひねくれていて繊細な君
違うようでよく似ていて
そんな君への愛を僕はずっと探している
好き
も
愛している
も
きっと彼にとっては薄っぺらいだろうな
もっと、もっと……
「はぁ、疲れた
あーあ、死にたいと思った時に死ねたらいいのに」
「殺してあげようか?」
「え?」
咄嗟に口から出てしまっていた
「あぁいや」
「本当に?」
「あの……」
「それは、愛の言葉……か?」
「え?」
「いいよ」
「ほ、本当に?!」
「うん」
殺したいほど愛してる
なるほど
正解はこれだったか
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