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ほのかに揺蕩う
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明日は仕事だ
その次も仕事で
その次も仕事
でもその次は休み
その次は仕事
なんかそんなような日々を繰り返して生きている
生活をしている
肺が痛い
パチンコ屋の朝は
8時半に始まる
そっから準備して、九時開店
8時半からの8時間40分
がんばって
がんばって
金を稼ぐ
じゃないと生活が出来ないから
ずっと走り回っているようなものなので
一日の疲労は凄まじい
休みが開ける前の日の夜は
嫌だ嫌だとなかなか寝付けない
寝なければさらに辛いのは目に見えているのに
気だるくて
無気力で
生気がない
知ってる
よく言われる
友達も少ないから休みは寝るしかしないし
動くのもだるいから布団から動かない
喉が渇いたら枕元の麦茶を飲む
タバコを吸って1缶だけ呑んで
そして寝る
おしまい。
破綻している
なにより、動物として
きっと野生でなら俺は直ぐに死んだだろう
それでいいじゃないか
何故自らの力で生きることを選択し続けなければいけないのか
俺は別に死んでもいいと誰もが思う人間なのに
疲れて疲れて思考がおかしくて
だるくて眠くて
疲れた
夢で誰かに会える気がする
優しく頭を撫でられて
抱き寄せられて
きっといつかの記憶の都合のいいところを切り取って流しているんだろう。
あぁ、重たい水の中にゆっくりと沈んでいくような心地だ
あなたは誰なのだろう
俺の何なんだろう
いま、とても
会いたい
どうか
俺の棺に一緒に入ってくれ。
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