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あの日のお話4
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「…ほんとごめん。
もう僕、今日から修平には会わないから」
『は?
何言って…本気で言ってんの?お前』
「本気だよ。
振られるどころか気味悪がられるの分かってたし」
『…』
否定しない。
図星か…やっぱり気持ち悪いよな
『会わない、とか嘘だろ?嘘だよな…?』
修平のかっこいい顔が台無しだ。
歪んで今にもくしゃくしゃになりそう。
だめだ。
こんなこと考えちゃいけないのに
" 彼女いるくせに "
" 僕と付き合ってくれるわけでもないのに "
僕最低だな…
「嘘じゃない。本気だよ。
こんな気持ち言える訳ないじゃん…」
『だよな』
涙が止まらない。止まってよ
「ごめん、本当にごめん。
好きになってごめん…ごめんなさい…」
気づけば修平に頭を下げながら必死で謝ってた。
『悪りぃけど俺…』
分かってる。今更言われることなんて。
『男とは無理だ…
いくら幼馴染のお前でも____』
ズキッ
分かってたじゃん、分かってたはずだろ
それなのに勝手に傷ついてる。
「…うん……」
止まれ。涙も、この心のズキズキも
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