アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
他愛もない話3(※やり直しました)
-
結局折は自分が降りる駅まで爆睡していた。
寝起きが悪すぎる折を頑張って起こしたのになかなか起きなくて、「ばか翠!起こしてよぉ!!じゃあね!」と、少し怒りながら降りていった
はぁと軽くため息をつく。
ついさっきまであったはずの左肩の熱が冷めてなんだか寂しくなる。
チラッと目の前の座席に座るカップルらしき二人を見つめる。
男の子の方はすごいかっこよくて背が高そう…
女の子の方はふわふわしたイメージですごく可愛い…
そうだよね、そうだよ。
これがこの世界では普通なんだ。
男の子と女の子が付き合ってカップルって呼べるんだ
別に同性愛を否定してるわけじゃない。
でも世間一般的にはそれが「普通」なんだ。
一瞬彼氏さんと目があってしまいパッと逸らす。
(ほんと馬鹿だな、僕)
叶うはずのない相手に恋をして、振られて、落ち込んで
一年たったいまでも引きずってるなんて諦めが悪すぎる。
(もう会わないって自分で決めたんだから)
今更そんなこと考えても遅い。
早く忘れたい、忘れないといつまでも考えてしまう
_______修平を忘れたいがために、これから起きてしまう事態を僕は知る由もない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 97