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4話(5/5)
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「お前……何してたんだ」
鍵を掛け忘れていた事に気付くが、今はそんなことどうでもいい。
見られた恥ずかしさや学校で自慰をしているとかネタに使われて最悪言いふらされてしまうかもしれない。
そうなれば始まって間もない千尋の高校生活もこれから先の人生でさえ最悪の結末を迎えざる得ない。
「お前に関係ないだろ」
それでも、やめるわけにもいかない。
「つーかいつまで見てるつもり……?」
「え、あ……」
「男のストリップにでも興味あんの」
「あるわけねーよ!!……その、手伝ってやる」
何を言ってるんだこの男。
ポカンと口を開けていれば個室の中に入ってきてしっかり鍵を掛け、千尋の手を頭上で一纏めに掴み壁に押し付ける。
自然と流に腰を突き出すような姿になり、僅かに残っていた理性が急に恥ずかしいと訴え始める。
「ちょ!お前何して……んグッ!?」
「……っるせーよ」
口の中に指を突っ込まれ舐めろと低い声で命令され、どうしていいか分からず、素直に言葉に従って指に舌を滑らせる。
暫くして口から出ていった流の指は自分の唾液で濡れた指がてらてらと光る。
「ここ、弄ろうとしてたよな」
「ふぇ……?や、やめろって、触んな、あぁッ!」
元から精液で濡れていた穴は流の指を簡単に飲み込んでいく。
根元まで入ると直ぐに抜いて、今度は2本同時に入れてきた。
「ンゥ、っあ……や、めろ……って」
他人の指は自分とは何もかも違って、それだけでビクりと身体が震え感じてしまう。
ばらばらに動く指は激しく抜き差しを繰り返し、かき回すように暴れると指先が前立腺を掠める。
「ひゃあッ!」
「ここか」
前立腺を潰す勢いで流は指を突き立てる。
「さっさとイけよ」
「そこっ、だめ……や、だ、あ……あぁッ!」
ビクりと震え噴水のように精液が壁にぶちまけられる。
激しく脈打っていた心臓も落ち着き始め、性器もへにゃりと何の反応もしていない。
冷静さを取り戻してきた脳はようやく事の状況の大きさに気が付く。
(な、なんか……これってヤバい、よな)
どうしたらいいだろうと考えつつ、ちらりと流の顔を覗くと自分の手を見つめて何故か頬を赤くしていて、声を掛けようとした時、彼はくるりと踵を返してトイレから逃げるように駆け出した。
「な……なんなんだよ、アイツ」
やっぱりよく分からない奴だ。
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