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3話(8/10)
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いや、待て。
試すと言っていた身体を重ねるとは決まっていない。
甘い香りがする以外にもしかすると患者には病気の証的な痣のような物でもあるのかもしれない。
それなら裸にされてもまだ、まだ分かる。
実際慶一は千尋の肌を観察しているような目を向けている。
でも裸を見られるというのは実に妙な気分だ。
しかも腕で隠せばやんわりと腕を元の位置に戻されてしまうので、素直に見せるしかない。
「それにしても白い肌だなー……」
「はぁ、よく言われ――…ひっ!?」
「あ、痛かった?」
ごめんと軽く謝るその手は千尋の胸の突起を摘んでいた。
「い、たくはないですけど…んゥ!ちょ、やめ……」
「ほら、もう固くなってきてるよ。千尋くんの乳首」
そう言って両の胸に一瞬だけ痛みが生まれる。
指の腹で転がすように刺激を与えられ無意識に下半身がビクりと跳ねた。
終わったのか指が離れ安心するも、また直ぐに指が触れ今度はキツく摘まれ反対の胸は爪で引っかかれる。
痛いはずなのに。
こんなの痛いだけなのに、身体は確実にそれを快感と捉え、その証拠に性器にとろりと蜜が伝い下に垂れ落ちていくのが嫌でも感じ取れた。
胸で感じた、なんてこれでは女みたいじゃないか。
こんなの知られたくない。
「…や、やだ。こんなの、も……」
「感じちゃうから?」
カァっと顔が熱くなる。
バレていた。
彼の愛撫に感じていた事を。
「あ、あんたが変な風に触るからだろう!もうどけよ!!」
「まだ始まってもいないのに?それに、固くしたままだと辛いんじゃない?」
慶一が千尋の性器を緩く扱いてみせる。
指に纏った蜜がちゅくちゅくと猥らな水音を響かせた。
やめろ。
そう叫びたいのに慶一の手から受ける愛撫によって身体は既に熱を帯び始め、性器を益々固くさせていく。
さすがは同じ男、どこをどうすれば気持ちいかが分かっている。
気を抜けば口から甘い声が漏れ出しそうで唇を噛んでやり過ごすが理性を保つのも限界が近い。
「く、そ…んっ……は、なせって…ふ、ぅ」
「そんなに離して欲しいんだ」
ニヤつきながら慶一の手の動きが加速する。
まるで千尋をからかっている様なその眼差しが苛立ちを覚えさせる。
「当たり前だろ!こんな……は、ん…クッ……も…ッ」
後数回扱かれたら達してしまう。
なのに慶一は千尋から離れベットの端に座ってしまった。
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