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第1話
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人生の中で今日は特別大切な日。
斎藤千尋、15歳。
その大切な日というのは学生の大半が経験する受験である。
自宅は受験高から新幹線で2時間は掛かるので昨日からホテルに宿泊し、朝早くから慣れない都会の満員電車に揺られていた。
都会の高層ビルが流れていく。
幸運な事に今日は天気もいい。
それだけでも自信が沸いて来る。
なのに。
それは何時も突然やって来る。
ズクンッと心臓を強く掴まれたかのように強く鼓動が鳴った。
またか……。
心の中で舌打ちし、落ち着けと念じてみても激しい鼓動は変わらない。
時計を確認する。
まだ試験まで少し時間はある。
チラリと周りを見渡し、自分の異変に気付かれないよう俯き、ドアが開くと同時に人を掻き分け一早くホームに飛び出す。
とあるマークを探して走り、ようやく見付けたそこに駆け込んで個室に閉じ込もれば安堵の溜め息が零れた。
ハァハァ――…と乱れる呼吸は走ったからではない。
身体が早くしろと急かしているサインだ。
千尋にも時間はない。
むしろ、さっさと終わらせてしまいたい。
鞄をフックに引っ掻け、靴を脱いでからベルトを緩めズボンを下ろす。
露出した下半身が冷たい空気に触れ震える。
便座の蓋の上に片方だけ膝を乗せ口元に指を運び舌を這わせていく。
たっぷりと唾液を纏わせるように。
タンクに捕まり、深呼吸をしながら充分に濡れた指先をアナルへ伸ばし力を加え中に挿れていく。
「んっ………!」
異物を飲み込むという馴れない感覚に眉を寄せるが、意思と反して指の動きは止まらない。
少しずつ奥へ奥へと飲み込まれていくにつれ、勃ち上がっていくペニス。
やがて小さなしこりを掠めるればビクンッと一際跳ねる身体。
前立腺と呼ばれるそこを集中的に弄れば、ペニスから先走りが溢れ出す。
グチュグチュという卑猥な水音が外に聞こえていないか不安になり、声を気にしながら夢中になって指を動かす。
気持ちいい。
指が前立腺に触れる度に身体は痙攣を起こす。
ただ目の前の快楽だけを追い求めていく。
限界を感じ唇を噛み締め、勢いよくペニスから精液が蓋の上に飛び散った。
だが達してもまだ萎えないペニス。
千尋はうっすらと涙を浮かべ、焦る気持ちと現実から背くよう固く瞼を結ぶと再び指を動かし始めた。
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