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そこに座ていろというと
「僕なんかが椅子に座っていいのですか?」
なんでそんなことを聞くんだ?そういう事も後々聞かなければな。
「良いに決まっているだろう」
「ありがとうございます」
キッチンに行きおかゆを温め直す。
「熱いから気をつけろよ」
「いただきます」
そういうと食べ始める。
こいつのこといろいろ聞かなきゃならないけど、今この状態で聞いたら心を開いてくれないかもしれない。
ぼーっと見ていると、急に食べる速度が遅くなり顔色も悪くなってきた。
これは無理そうかな。
「無理なら言えよ、下げてもいいか?」
そういうと愁は申し訳なさそうに俯いてしまった。
「これから慣れていけばいいさ」
頭を撫でる。触れられるのが嫌なのか、少しビクッとしたが気づかないふりをしてそのまま撫でていた。
少しの間撫でてから、ソファーにいていいと言い、移動させる。
それから片づけを始める。
片づけているときに愁を見ると、何かに怯えた様な表情をしていた。
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