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27 さいど愁
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ふっと目を覚ますとベットの上にいた。僕は藤宮さんと買い物に行って、それで?
ベットを降りてリビングに向かう。
ドアを開けると藤宮さんが仕事をしていた。邪魔しないように静かにドアを閉める。
「愁?起きたんなら出てきていいぞ?」
ガチャとドアを恐る恐る開ける。
「おはよう。ほんとはご飯の時起こそうかと思ったけど、よく寝てたから」
「そうですか」
疲れが出たんだろうと。そんなに寝てたのかな。時計を見ると3時のところに針があった。
「こんな時間だけどゼリー食べるか?」
「…食べたい」
そんなにお腹はすいてないけどさっき見たゼリーは食べてみたい。
ソファーに座り直して藤宮さんがゼリーを持ってきてくれる。
「いただきます」
「愁、話があるんだがいいか?」
話?なんだろう。
こくんと頷いて話を促す。
「今日な、篠崎っていう人が来るんだ。時間は8時を予定しているんだが、大丈夫そうか?無理ならまた今度にするんだけどな」
篠崎さんか。どんな人なんだろう
「どんな人?怖い?」
「怖くはないぞ。俺の古くからの付き合いだから、安心していい。会ってみないか?」
知らない人に会うのは正直怖い、だけど。
「…会ってみる。怖いけど」
「ありがとな、知らない人だから怖いのはわかる。怖かったら言ってくれよ」
「わかった」
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