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ゼリーも食べ終わり、藤宮さんは仕事を始めたので僕はソファーの上でテレビを見ていた。
付けなくてもよかったのだが藤宮さんが見てていいと言ったのでつけている状態だ。
うーんと藤宮さんが伸びをして時計を見る。
時間は6時。もう少しで来るのか。
「愁はさっき食べたけどご飯にするか」
「…いらない」
「食べなきゃダメ。少しでいいから食べような」
「…わかった」
ソファーの上にあったクッションを抱きしめていると、よしよしと頭を撫でられる。
「愁、おいで。これおかゆなんだけど少し食べてみないか?」
「うん」
小さなお椀に少し。一口食べてみる。あ、おいしいかも。
「…おいしい」
「そうか、そうか。それはよかった」
「これ全部食べるの?」
「できればな。無理ならいえよ」
「はい」
ふう、こんなに食べたの久しぶりかも。
「よく食べれたな。えらいぞ」
でも眠くなったかも。藤宮さんは片付けにキッチンに行っている。
「愁ーっと寝てたか。まだ時間あるし、寝かしておくか」
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