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7,千鶴side
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ミキの作る料理はなんて言うか…個性的?
型に入らない自由な見た目で、色もカラフル。
この玉子焼きも例外ではない。
どうやったら紫色になるのか。
「…食べないの…?」
上目遣いで絆創膏だらけの手を隠しながらそんな事言われて食わねぇ野郎は男じゃねぇ。
「食う。…いただきますっ!!」
玉子焼きはザリザリしてて、米は青いし硬い。
他も似たようなものだ。
お世辞にも美味いとは言えない。
「どう?美味しい?」
「お前が作ったからな。不味いわけないだろ。」
全部食い終わって残りの昼休みをゆったりと過ごす。
…喉乾いたな。
「自販行ってくる。何か飲むか?」
「ありがと~。ミルクティーお願いします」
「おー。」
自販まで近道で行こう。
近道は、校舎裏を通る。
通ろうとしたら女子の会話が聞こえた。
「最近1年の佐倉って奴、調子乗ってね?」
「ちょっと可愛いからってさ~。彼女面しちゃって」
「栗花落はみんなのモノなのにね」
…栗花落関係か。
めんどくせぇな。
…胸糞悪ぃ。
別の道から行こ。
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