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プレイルーム・・・・終
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・・・・2
エレナはのことを話そう。
彼女は大学時代、レスリングのオリンピック候補だったが、今はプレイルームで自虐嗜好のM犬どもに引く手あまたのどSの女王、美しきドラアグ・クィーンだ。
惚れられたので寝てみて、セックスの相性は全然だったが、嗜好はばっちり意気投合したので、こっちじゃコンビを組んでいた。
つまり、日本風に言えばオレたちは調教師ってヤツだ。
土地柄、マイノリティーな性癖の留学生や海外赴任のオヤジなんかが日本じゃ踏み込めなかった世界を求めて夜な夜なふらふらしてやがるから、オレたちみたいな日本語が通じて、さらに容赦ないどSのコンビは需要があった。いいバイトだ。
日本から連れ帰ったオレのかわいい守谷さんの躾けは、もちろんエレナにも協力してもらった。
守谷さん、ちょっとやそっとじゃすぐに自分の快楽に変えちまうからね、最初は厳しく、恐怖を植えつけないと。
守谷さんは最初のうち、その馬鹿でかく鋼のようなカラダの美女を見て大笑いしていた。
でもひとたびエレナの調教が始まると、笑ってなんかいられるわけもない。
お得意の媚も歯が立たない。
ただただ、泣き叫び、悲鳴をあげ、許しを乞い、悪夢の冷めるのを待っていた。
オレはそんな守谷さんをビデオに収め、東京の親友に送り届ける。
守谷さんが日に日に、かわいいオレたちの従順な奴隷犬に躾けられて行く様子を。
2ヶ月程、こっちで飼育したあと、先月1ヶ月は守谷さんを東京に帰した。
案の定、性懲りも無く守谷さんは最初の1週間、どこだかに姿をくらましていたようだけど、やがて染み付いたMとしての快楽が責めを求めたらしく、自ら週末もうひとりの飼い主であるオレの親友の部屋を訪れた。
親友から、携帯に入っていたメッセージはこうだった。
城嶋、すばらしい調教をありがとう。
守谷さんったら、すっかりオレの縄と鞭に夢中になっちゃって、自分で首輪を咥えて、オレに強請ってくるんだよ。かわいいね。
遊んでた割に全然使えなかった守谷さんのアナルも、お前とエレナのおかげで今回はすごく使い心地いいよ。
オレがもう少し拡張して、今度は二人で同時に楽しめるくらいにしておきたいな。
じゃあ来月守谷さんがそっちに戻るのを愉しみにね。
バイバイ!城嶋。
そんなわけで、2度の行き来の後、今また守谷さんはオレたちのアパートにいる。
オレは気を失った守谷さんに歩み寄ると、そのきれいな顔を半分覆った目隠しをそっとはずした。
涙で真っ赤に爛れた目尻。睫毛はぐっしょりと濡れそぼって、オレの胸は罪悪感に似た喜びに震えた。
しばらくオレの大切な大切な宝物を眺め、涙を唇で拭いてやり、張り付いた髪をそっと梳いた。
それからセシュナーを口から取り外し、唾液まみれの赤い唇にキスをした。
「……あ……」
小さく呻いて、眠れる森の姫が目を覚ます。
さあ、オレも戻らなくちゃね。
梳いてやった髪の毛を鷲掴みにして、顔を上げさせると、その半開きの唇に唾を吐きかけた。
「……シマァ……もう、ゆるして」
オレは守谷さんにオレの事を芝居がかってご主人様だなんて呼ばせない。
守谷さんは守谷さんで、オレは城嶋だ。
いつまでもいつまでも。
守谷さんの手首には出会った頃にふざけてオレが彫ってあげた小さな星のタトゥがある。
親友と共有していても、この印はオレだけのものだ。
オレだけが所有する守谷さんの一部。
オレだけの証。
オレが冷たく微笑むと、みるみる守谷さんの瞳に涙があふれる。
「……シマ……ジョ……シマッ……」
とぎれとぎれにしかもう、声を発する事が出来ない守谷さん。
そして言葉を忘れてしまったように、オレの名前だけを繰り返す守谷さん。
せつなくて胸が破裂しそうだ。そして喜びはさらに高まる。
いきおい良く、尿道からカテーテルを引き抜く。
「……ギャッ……!」
しずくが零れ、床を汚した。
先端の口が痛々しく開いている。そこを優しく指で撫でてやる。
守谷さんが泣き声を上げた。
「そうだ守谷さん、エレナが遊びにくるっていてったよ。シャワーを浴びて綺麗にしておかなきゃね。アンタ酷い匂いだよ」
エレナの名前を聞いて、泣いていた守谷さんが、目を見開いてオレを見上げた。
「嫌だ!頼む!城嶋……アイツやだ!絶対殺される!!」
悲鳴に近い声でわめく。
エレナが守谷さんを殺そうとしたことなんて誓ってないのだけど、怯える守谷さんはそそる。
そう言えば、この前守谷さんは、エレナに反抗して、いやという程鞭をくらい、首輪をつけたまま夜のカストロを引き回されたんだった。
それからカラダがバラバラになる程に無茶苦茶な姿勢で縛り上げられ、丸一日吊るされた。
その後、満身創痍の筋肉痛で、守谷さんは熱を出し3日間寝込んだ。
「城嶋、城嶋、オレは殺されるんなら、おまえに殺されたいよ。ほんとだ……」
ほら、すぐにこうして媚びて見せる。
知ってるよ、守谷さん。
エレナの機嫌がいいときは、アンタあいつの馬鹿でかい馬のようなペニスに喜んでしゃぶりついてるだろ?
アレを突っ込まれて、震えながら腰を擦り付けて、イきまくってるだろ?
エレナのやつもアンタの事を、どこか恋人として愛したいって思いはじめてるよ。知ってる。
こうしてみんな、結局は守谷さんに愛されたくて、守谷さんに跪いてしまうんだよね。
うまれながらの王。
さて、守谷さんのきれいな頬が、オレの股間をすりすりと這い回っている。
今日もご褒美をあげなくては。
オレは、そっと腰をツキ出す。
守谷さんは許可を得たとばかりに、顔を上げると厚いデニム越しに、オレのペニスを舐めはじめた。
前をあけ、半分硬くなったそれを取り出して、守谷さんの口に与えてやる。
不自由な姿勢から、それでも必死で首をのばし、舌を差し出して、守谷さんの奉仕が始まる。
しばらく、オレのペニスをおいしそうに舐め上げる最高級の娼婦の表情を堪能し、おもむろに髪を掴むと、察した守谷さんは大きく口を開け、オレはそこにいきりたつものを突っ込むと、奥まで使って粘膜で激しく刺激した。
でも、射精はしない。
最奥に突っ込んだまま、守谷さんを固定する鎖をはずす。
まるで、オレのペニスが支えるように、一瞬守谷さんの体は宙に浮く。
ゲホッとむせて、必死で守谷さんは床に両手をついた。
ペニスを抜き取ると、オレは小さな頭を脚で踏みつけ、床に這いつくばらせた。
「尻を上げて脚を開け」
なるべく温度のない声でオレが言うと、守谷さんはのろのろと従った。
「もっと開けよ」
両脚を蹴ると、さらに角度が広がった。
小さな尻は、連日の仕置きで、赤や紫の筋で彩られ、青や黄色の打撲の跡もある。
その中心に、埋まった、黒いプラグのしっぽをつかみ、ぎりぎりと引き抜こうとする。
「痛い!城嶋イ!痛い!いやだ!」
乾いた粘膜は、プラグをぎっちりと噛んでいて、なかなか抜けない。
「あ……あああっ!!」
それでも、無理矢理抜き取ると、それはぽかんと口を開けて、自分の内部をさらしていた。
閉じそうになるそこを、尻を掴んでさらに開く。
ここまでさらしても、守谷さんはまだ綺麗だ。
オレは、オレの為に開かれた守谷さんの入り口を、奥まで眺め、そして、愛情込めてそこに舌を差し入れた。
守谷さんは悲鳴を上げたが、オレの舌が、ゆっくり動き始めると、鼻にかかった甘い声にかわって行った。
守谷さんの項垂れていたペニスが、微かに反応を見せ始めた時、廊下を歩いてくる重たい足音に気づいた。
「あら、いやらしい声で泣いてたのはやっぱりモリヤなの?」
鶏のように真っ赤な髪を逆立て、黒い肌に銀色のメイクをした、女王エレナのおでましだった。
「てめえ!勝手にはいってくんな!」
守谷さんが日本語で怒鳴る。
日本語は解らないはずのエレナは、なぜか守谷さんの日本語だけは理解する。
にこにこと、守谷さんの前に仁王立ちになると、巨大な5インチヒールで守谷さんを蹴り上げ、ひっくり返すと、ペニスを踏みつけた。
「モリヤ!汚い言葉をはくんじゃないよ!アタシの耳が汚れるだろう!」
たぶんそんな感じの、それこそ汚い英語で、エレナはにこやかに守谷さんをいたぶる。
オレは、お手並み拝見とばかりに、守谷さんのカラダからはなれ、二人分の酒の用意を始めた。
ああ、今日はもう、論文を仕上げるのは無理だ。
たぶんまたぼろぼろになってしまう守谷さんを、優しく介抱して、抱きしめて、
今夜はもう存分に眠ってしまおう。そうしよう。
「城嶋!城嶋!助けて!城嶋!やめさせろよお!」
突然守谷さんが火がついたように叫ぶ。エレナの笑い声が響く。
酒を運んでキッチンから戻ると、エレナが右手の着け爪をパチンパチンと剥がしているところだった。
オレはため息をつくと、要領を得たもので、逃げようとする守谷さんを平手で数発打ちすえ、再び首輪と手枷を鎖に繋いだ。
今度は鎖の長さを調節し、守谷さんが床に仰向けに転がれるようにする。
オレは守谷さんの腹を跨いで、両脚を抱え上げた。
「城嶋!いやだ、許して!!それいやだって!オレ死んじゃうって!」
オレは守谷さんの脚を折り曲げ、アナルをさらした格好にして、それを自分の脚で押さえつけると、怯える守谷さんの顔を見ながら、シャツのポケットから取り出した煙草に火をつけた。
うっとりする。
かわいそうな守谷さんを観ながら吸う煙草は美味い。
エレナは丹念に守谷さんのアナルにゼリーを塗り、それから自分の大きな手にもたっぷりと塗り広げた。
そして太い指をいきなり3本、プラグの拡張で緩んだ守谷さんのアナルにゆるゆると滑り込ませた。
それから4本目。
そして、親指と束ね、すぼめた指が5本。
守谷さんはほんとうに苦しそうだ。
痛みから逃れようと力む度に、涙と汗が流れる。
声はかすれて、ほとんど出ない。
時間をかけて、時間をかけて、エレナが歌うように守谷さんの名前を呼びながら、太い拳を埋めてていく。
オレは、守谷さんの瞳がゆらゆらとさまようのを見つめながら、時折引き戻すようにキスをする。
「城嶋……死にそうだ……」
「大丈夫だよ。守谷さん。オレがここにいるから」
「城嶋……ほんとに……オレ……死んじゃうよ」
やがて、完全に、巨大なエレナの拳を飲み込んでしまった守谷さんは、最高級の苦しみの表情を浮かべて失神した。
オレは不覚にも涙をこぼしてしまった。
だって、守谷さんがあまりにもかわいいからさ。
遊びに誘ったのはオレたちだけど
陽が落ちて、真っ暗になっても帰してくれないのは守谷さんだ。
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