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車で20分程走った後、
司の家についたようで車が止まる。
正直20分間もの間無言が続いたので
なんだか気まずい。
やっぱり怒ってるんだ…
「ついたぞ、降りろ」
「うん…」
そのまま司は先に歩いてしまうので
それに必死に追いつこうと僕は少し走った。
このまま、ずっとギクシャクしたままなのは嫌だし
何よりも1人にされるのが一番辛い。
司にまで捨てられたら本当に生きていけない気がする。
そして玄関についた時、僕はその場に立ち止まった。
その様子に気づいた司は先に行ったはずなのに、また戻ってきて僕の近くに来る。
「どうした、入ればいいだろ。」
「…。」
「なんだ。」
「つかさ…さっきのことっ、、怒ってるよ、ね?」
「だから怒ってねえって。」
「じゃあ、なんで、、、さっきから冷たいの…。僕、司にだけは嫌われ…たく、、ないっ…。いやだよぉ…1人にしないで。なんでもっ…するから…」
その場にしゃがみ込んだ僕を司はきっと
面倒くさいと思っているに違いない。
嫌われるのだけは嫌だったのに…
どうしても、思いが口から出てしまう。
だけど…このまま冷たい態度で接されるのは嫌だ。
するとそんな僕に司は目線を合わせるようにしゃがみ込み
僕のことを抱きしめた。
「お前が泣く時は決まって俺が何かしらお前に対して酷い事をしている時だな…。別にお前は悪くねえんだ。ただ…俺の器が小さかっただけだ。心配しなくても、俺はお前を嫌いにならないし1人にはしねえ。」
「うぅっ、、つかさぁ…怖かった…」
「ああ、ごめんな。俺もまだまだだな。みんなに若なんて呼ばれてはいるが、まだそんなでかい男じゃねえんだ。」
「ううん、僕にとって、、司はっ凄い人なんだよ。だからそんなことっ…ない。」
「そうか、ありがとな。ほら部屋に入るぞ。」
「うんっ」
司に抱え上げられリビングのソファに座った。
その後、司はキッチンに行きご飯を作ってくれた。
最初に来たあと日と同じ炒飯を。
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