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黒歴史…蓮くん最悪だよ
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体育館なう
そして思ったら。いつ見ても広いな~っと
律「そーいえばさぁ」
紫苑「ん?」
律「何で朝からマスク&フードしてんの?不審者感半端ないよ?」
不審者感って…
紫苑「だってさ,耳につけてる計10個のピアスと舌ピと下唇のラブレット?が見えるから仕方ねぇーじゃん」
そう仕方ないのだ。
今日は全部付けてきたから絶対外したら目立つ。
別にピアスをつけること自体は問題ない…が俺の場合量が量だ。
流石に顔面だけで12個付けているやつなんていない。目立ちたくないがこれはこれで不審者感とやらで目立っているらしい…
律「じゃあ外せばいいじゃんピアス~」
紫苑「それは無理,あっ帰りにモールよろうぜ?ピアスとニードル何個か買いてぇから」
開けるのは楽しい…
それに痛みは少なからず俺に安心をくれる。
別にマゾって訳じゃあないが仕方ないのだ。1度ハマったらやめれない。安心を求めてやってしまう。
何回か律に止められたこともあったが今はあまり止めはしない…
律「いいけど次はどこに開けるの~?」
いつもこう聞いてくれる。本当に感謝してる。
紫苑「んーとりあえず耳かな」
律「気をつけてよ?ニードルにちゃんと軟膏塗りなよ?」
紫苑「わーてるって」
どこにやろっかな~
俺の頭はピアスのことでいっぱいだ。
先に言っておくがもう入学式は始まっている。俺たちはそこまで関係ないので後ろのほーでほのぼのやっていたんだが…
律「ねぇあの新入生代表って…」
紫苑「ん?…え?」
あれは…
少し背は伸びてるし,髪も短くなって色も違うけど間違えない…
紫苑「蓮?」
宮本 蓮(ミヤモトレン)今の父さんが連れてきた子供…俺の義理の弟…
俺が思い描いていた理想の家族絵面の中の1人だった俺を唯一慕ってくれた連…
なんでこんな所に…
俺は高校は誰にも言わずに来たはずなのに…
蓮「……これで新入生代表の挨拶を終わりたいと思います。あとこれは私事ではあるのですが僕はここに兄を探しに来ました!僕の1個上…桜木紫苑…出てくるまで僕ここから降りないんで」
………は?
何言っちゃってくれてますの?
え?俺を探しに来た?俺が出てくるまで降りない?
ふざけてんのか?
律「どうすんの?蓮くん絶対降りない気だよ?」
紫苑「とりあえず様子を見る…」
先生に降ろされそうになっても降りない…
何て迷惑な…
蓮「おーい!お兄ちゃ~ん!出てきてよ~みんな困ってるよ~」
ぶち
俺の中で何かが切れた。
紫苑「蓮!いい加減にしろ!人に迷惑をかけるんじゃない!」
俺はその場に立って思い切り叫んだ。
とりあえず舞台から降りさせようと舞台の方へ走った。
どうやら律が言った通り不審者感が出ているらしくちょとどよめきがあった。
酸欠なるわ…
ふぅやっと付いた…
紫苑「蓮!早くそこから降りろ!ってうわっ」
«ドーンッ»
俺は蓮が思い切り突進…いや抱きついてきた勢いで倒れた。何が嬉しくて弟に押し倒されなきゃいけないんだよ。
紫苑「イタタタッ蓮…どけろ,重い,痛い,じゃ…」
蓮「やっと見つけた!何も言わず出ていくから驚いたよ,って何でそんな不審者してんの?」
弟よ…不審者してんのって普通に考えろよ…してるわけねぇから…
まだ不審者感とかの方が優しいわ…
それじゃあ俺が不審者っぽく聞こえるだろうが…
紫苑「…おいマスク返せ」
蓮「ふふん,やっぱこっちの方がいいよ?」
紫苑「いいからかえ…ッッッ」
いいから返せ…そういうはずだった。
けど言わなかった…いや言えなかった。
唇に当たっている柔らかいそれ,目の前にある蓮の顔,当たってる鼻…
俺は義理の弟に公衆の面前でキスされたのだ…
紫苑「なっ何…やってんだよ」
蓮「何ってキスだけど?僕ずっとお兄ちゃんのこと好きだったんだよ?なのにお兄ちゃん何も言わず家からいなくなっちゃったし…探したんだからね?」
好き?
蓮が俺を?
紫苑「嘘だろ…」
雪斗「おいてめぇら!いい加減にしねぇか!宮本はさっさと席もどれ!お前もだ桜木!お前には後でじっくり説教と説明してもらう!」
嘘だろおい…
何で俺だけ説教なんだよ…
でもとりあえず助かった。体格差的問題で俺は蓮のことをどかすことなんて出来やしないから…
とりあえずマスクしてダッシュで戻った。そして律に慰めてもらった…
(๑o̴̶̷᷄□o̴̶̷̥᷅๑ )ウー
義理の弟に公衆の面前好きと言われキスされたなんておもっくそ黒歴史だ…
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