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ボコられた
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さっきの光景が頭から消えずにあの子はただの兄弟とか親戚何だってずっと言い聞かせていた。
ふらふらと路地裏を抜けようとした時声が聞こえた。女の人の声。こっそり見ると多分繁華街で働いているであろうドレスに身を包まれた女性がチャラい人何人かに絡まれていた。
女性「やめてください!誰か助けて!」
チャラ男A「はっこんなところに面倒ごとにわざわざ自分から突っ込んでくるやつなんていねぇよ!」
チャラ男B「諦めな,嬢さん,俺らと楽しいことしようぜ?」
1人2人…5人か。
5人の大の男が1人の女性にたかるくらい性欲溜まってんのかよ。
紫苑「やめろ」
A「あ?んだてめぇ!」
紫苑「やめろって言ってんだろ,聞こえなかったのかよ耳つんぽが,1人の女性にたかってハエかよ,そんな性欲溜まるくらい女に困ってんのかよ,だっさ」
C「んだとコラ!!」
いきなり殴りかかってくるのかよ。
こいつら酒とけタバコ臭い上にドラックの臭いもする。まだ若いのにドラックの海に沈んだのかよ…。
紫苑「んっ!」
殴られそうになったから避けて思い切り殴って蹴って投げ飛ばした。
紫苑「そこのお嬢様,さっさっと行きなよ,俺がここにいるからさ」
女性「ありがとうございます!」
A「クソが!」
D「あ?こいつ男のくせに結構可愛いじゃねぇか,さっきの嬢さんの代わりに俺らの相手してくれよ」
何言ってんだかこいつらは薬のせいで正確な判断もクソもねぇな。
紫苑「嫌に決まってんだろーが,薬使ってるやつの相手なんかしたくねぇーつーの」
E「下手に出てりゃ調子乗りやがって!」
そこからもう殴り合い。
ちょと体がなまってたけど昔の動きはまだ全然出来た。まぁ結構殴られたし蹴られたけどな。
紫苑「はぁはぁ,クソ野郎が…」
やっと全員倒れたと思って気を抜いた途端後から髪を思いっきり引っ張られた。
紫苑「ッッ」
E「はぁ,がはっ…手こずらせやがって…」
クソ…
いてぇよ馬鹿力が!
薬のせいか…。
2人がまた笑いながら立ち上がっていた。
壊れてやがる。
思いっきり壁の方に投げられた。
紫苑「っかは!」
いってぇなぁ…
A「覚悟しやがれ…」
容赦なく蹴られて殴られた。顔以外だけどな。
『ほら人助けなんかしたからこんなことになる,お前死ぬかもしれねぇぞ?』
俺がここで死んだらみんな喜ぶだろ。
『狼だって結局裏切ってたしな,お前には俺しかいねぇんだよ,な?もうこっちに落ちろよ』
えーもう少しだけ遊びたいんだけど。
黒,俺はまだ信じてるよ?狼のことも吉良や咲夜のことも…
『なんの得があるんだよ』
さあね俺にもわかんねぇや。
けど初めてなんだよお前が言った通り。律以外の人と仲良くなるのも,愛したいと思える人が出来たのも。
『いらねぇよ…俺と律がいるんだからな』
あっ律のことは認めるんだな。
さすが俺。まぁあいつは確かに黒の名ずけ親でもあって,俺と黒を認めてるしな。
『お前このままだったら確実に傷つくぞ,心も体もボロボロになって壊れて治らないかもしれない』
ははっ確かにそうだな。
俺もそうだと思うけど?
『じゃあ…』
でもなもう少しだけ…あとどれ位の期間かわかんねぇけどこのままでいたいんだ。
『…』
ごめんな?
?1「おい,お前ら何をやってる」
?2「えーまさかのいじめ?うわぁー年下に寄ってたかってそのざまとかださいね~」
?3「てかお前らボロボロやんけ,もしかしてその子にやられたん?ふは,だっさいな~」
A「誰だよてめぇら!」
?4「マジかよ,俺らのこと知らねぇって…はぁめんどくさい奴らだな」
?1「立ち去れ」
E「はぁ?っんでおめェらの言うこと聞かなきゃ行けねぇんだよ!」
?3「ほんま頭の悪い奴らやな~」
紫苑「誰か知らねぇけど無駄だよ,こいつら酒にタバコにドラックに…もう手がつけられねぇほど使ってやがるからな」
A「んだとてめぇは黙っとけ!」
蹴られそうになったからこれ以上腹を蹴られたらマジでやばいから腕で蹴りを受けた。
紫苑「って~…クソ野郎が,うぜーんだよ」
?2「ははっまじサイコー君!」
笑われるようなことしてねぇんだけど。
紫苑「てかおにぃさん達は俺がボコられてるのを見物しに来たんなら帰れよ,俺だっていちよう男なんだしボコられてるところ見られたら嫌に決まってんだよ」
?3「うわぁーお口悪いやつやな~別に見物に来たわけないやろ?坊ちゃんを助けに来た俺らは正義の味方や!」
紫苑「その年で正義の味方とか言っといて恥ずかしくねぇーの?」
?2「…ぷっははっほんと君おもしろいね~」
だから何が?
何で笑ってんの?
?3「なんやと!失礼な!正義は必ず勝つってよくゆうやろ!正義馬鹿にしたらあかんよ!」
紫苑「…バカにはしねぇよ,正義は必ず勝つって当たり前だろ?だって結局力や権力が強いものがどの世界でも正義で弱いものはどう足掻いても正義には勝てねぇからな…おにぃさんら正義側の人間だろ?」
A「俺らを無視してんじゃねぇ!」
?4「うるさい」
«ガンッ»
わぁおー壁が凹んで粉々だ~
って呑気に考えてたらチャラ男さんたちがひっ!って言いながら逃げてった。
怖いな…
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