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「じゃあさっそくだけど裏方がやる大体の仕事内容、お酒の種類と値段、接客についての基礎を教えていこうかな。基本的に裏方はお客様を相手にすることはないんだけどいざというときの心構えが大事だからね」
と僕が説明に入ろうとすると
「おー、そいつここで働くことになったのかー。
赤司がペットとして拾っただけかと思ったぜ」
と笑いながらガングロ野郎が近づいてきた
「あー…。
テツヤ、こいつは青峰大輝。この店のNo.3だ。ちなみに君がゴミ溜めに倒れていた時運んだり面倒見てくれたのはこいつだよ。
彼は黒子テツヤ。訳ありみたいだけど僕の部屋にずっと閉じ込めておくのも可哀想だしね。それに一緒に働いてた方がテツヤにとってもいいと思って…」
まぁ僕にとっても好都合なんだけど
「黒子テツヤか!よろしくな、テツ!お前風呂に入れた時ガリガリだったから心配してたんだよな。ま、なにかあれば俺に言え!」
笑いながらテツヤの頭を撫でる青峰に少し心がモヤついた
自分の所有物に触られてイラついたんだろうと思っていると頭を撫でられていたテツヤが驚いたように青峰を見ていた
それはほんの一瞬で元の無表情に戻ったが僕は見逃さなかった
まさか顔見知りだったのか?なんて思ったが青峰は特に変化が見られなかったから、ただの激しいスキンシップに驚いただけか、なんて軽く考えていると
「ありが……とうござっ…いました」
なんて黄瀬には口を開かなかった彼が青峰には自分から頭を下げて挨拶をした
この時、テツヤが目に涙を溜めているのは頭を下げているせいで見えなかった
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