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③※エロ
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「な……は?」
何が起きたのか分からず、俺はぽかんとコバルトの息子を見つめてしまった。張り出したカリとか、思った以上に長ぇなとか、いつも突っ込まれてる触手よりも太くねぇか? とか。現実逃避なのか、変な事を考え出した思考を頭を振って打ち消す。
いや、けど、なんでこんないきなりこいつの勃ちあがったんだ? 前にふざけ半分で扱いてやった時は、なんの反応もなかったのに……。
「どういうことだよ、それ」
「俺も良く分からない」
「分かんないって……」
お前の体なんだから、お前が分かんなかったら、余計わかんねぇよ。そう思ったが、そんな事言ったところで、この不思議すぎる自体がどうにかなる訳でもないので、口を噤む。当の本人は、視線が彷徨ってるし、変にワタワタしてるしで、滅茶苦茶戸惑っているのが嫌でも分かった。
だからだろう。コバルトがあんなこと言い始めたのは。
「……トール」
「なんだよ?」
「入れていいか?」
「なにを?」
「これ」
「どこに?」
「ここに……」
「は?」
コバルトがつついているのは、俺の肛門の入口。つまり俺の尻の中にコバルトとのやつを入れたいって言ってるわけだ。
……ん? 尻の穴に息子入れるって事は、いつもの触手とは違うだろ。これ、下手したら、せ、セックスになるんじゃね? ほら、男は、その、こ、肛門性愛する、っていう……し。
そう思ったら、なんか顔がやたら熱くなってきた
。嘘だろ、おい。
「……すまない。今のは聞かなかった事にしてくれ」
言いながら、明らかにコバルトが気を落としたのが分かった。ちょっ、なんでそんなネガティブなのお前。
たく、ここは俺が一肌脱いでやろう。
「いいぜ」
「……え?」
「俺の中にそれ入れて」
「本当か?」
「ただ、もう少しナカを弄って拡げてくれ。いきなりその大きさは入らねぇ」
正直、ここは断った方がいいのは分かっていた。距離を取るなら尚更だ。
けど、俺にはどうしても出来なかった。コバルトが俺を求めてくれている。入れたいって言ってくれている。それだけでなんか、とても嬉しかったから。俺にやれることならやってやりたかった。
この行為がいつもの延長線上でも構わねぇ。俺はもう覚悟を決めた。
「すまない」
「謝んな。それに、俺がいいと思ったんだよ。ほら、俺の気が変わらねぇ前に、さっさとやれよ」
「分かった。……トール」
「なんだよ」
「なるべく優しくする」
「っ!!」
穏やか笑顔を浮かべながら、優しく髪を撫でられ俺はじんわりと暖かいものが内側から溢れてくるのと同時に、心拍数が過剰に上がるのを感じた。
「やべぇ……」
思わず、両手で顔を覆う。
俺、こいつが好きすぎて死にそうだ。
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