アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
思惑通り
-
「なんだ…これ」
ポストの中には大量のプリントが入ってた
新手のいらがらせか?
じわじわと落とすつもりだろうか
それにしても誰が…
「このプリント課題っぽいね?手作りっぽいけど作り込まれてるし…」
「ほっとけよ、行くぞ」
紙の束を、バットつかむと
備え付けのゴミ箱に投げつけた
「うーん、あ、まって」
慌てて俺についてくる輝は
金魚の糞みたいだ。
それにしてもなんなんだ、
最近いじり始めた地区の嫌がらせか?
程度の考えでどうでもよかった
学校に着いたのはいいが
何やら騒がしかった
今まで話しかけてこなかった先輩や
俺のことを軽蔑してハズのギャルが
話しかけてくるだけではない
面識のない人がこそこそ俺を見て笑うのだ
「こ、これは酷いな」
「あぁ…なにがどうなってんだ」
「霧島くん!おっはょ〜♡」
「…はよ…」
きゃーー!っと言いながら女子の輪に戻って
行った。可愛いだのかっこいいだの
ずっと騒いでる
男女関係なくヒソヒソとするから
腹が立った。
「うざ…」
「かな、耐えろここで手出すのは流石に…退学あり得るぞ」
「ちっ…くそ」
そう言われてぐっと唇を噛んだ
やめる訳には行かない、約束のために
クラスに入ろうとするとクラスの女子の大軍に押しかけて俺にベタベタと触ってくる
「ねぇねぇ、ぶっきらぼうで人に興味ない霧島くんってすっごい甘いもの好きってほんと!?」
「二人っきりになるとお願いさえすれば抱いてくれるんだよね?すごーい…今夜空いてる?」
「実はおちゃめなんだって?可愛い〜」
「本当はね学年で君すっごい有名なんだよ!でもみんな怖がって話しかけれないって…でも彼方くん実はツンデレで優しいって聞いたの!だから話しかけようって!」
「そーそー!本当は毎日学校の間で生徒一番人気なんだよ!人気投票NO.1!先輩も言ってる!」
「私ホントは好きなんだー!付き合って?」
「エッチがいやらしくて優しいって!その筋肉でだかれた女は霧島くんの体見たら興奮からかテクニックなのか…絶頂しなかった人いないなんて言われるほど!あ〜私も抱いて欲しいなあ」
周りにいる女子が一斉に話しかけてくる
聖徳太子か…俺はという程だ
あることない事噂が流されてるのか
意味のわからんことまで言ってやがる
告白までしてくるやつもいた
キモい…ここまで来ると真面目にきもい
「おい…輝これどうなってんだよ…」
「わ、わかんねぇ…」
「ねぇねぇ!輝くんもかっこいいよね!いかにも不良って感じで怖いイメージなのに、めっちゃ優男でさぁ!」
集団の視線は輝にまで向けられた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 85