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気づいてしまった気持ち
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「か、かな…大丈夫か?」
「あぁ、問題ない…」
全然問題なく見えないんだが…
毎日増え続ける課題には
かなも相当ダメージが来てるみたい
どうしてかは…想像に任せるよ
「それにしても誰なんだろ…もしかして〜先生とか?」
俺がそう言って横目に彼方を観ると
表情こそないが、ぴょんとアホ毛がたった気がする
気にしないようにしてるみたいだけど
そろそろ諦めたらいいのに…知らないふりなんてして
そんなに先生気に入ってるの?と思うほど
もしかして俺すら知らない
性癖が…Mとか…!
…なわけないかぁ。
「やっぱりあいつか…?」
「え?あ、なんとなくね。」
そう聞いてくるとは思ってなくて
慌ててこたえるがふーんと返されてしまう
聞いてきたくせに興味無さそうだ。
「まぁ、課題ぐらいなら可愛いもんでしょ?組のヤツらに手を出されるほどタチ悪いもんないし」
「まぁな、自分が我慢すればいいし」
これこれ、いつもだ
周りが何ともなければそれでいい
これが喧嘩の時とかになると
自ら死にに行くような真似されるから
放っておけなくなる。
こんな所で大怪我されても
お母さん似合わせる顔ねぇっつーの、
って言っても分かるはずないから
言わないけど
学校で昼時になるとわらわら立ち上がり
購買に向かう人達が教室を出ていく
斜め右に座ってるかなを見ると机に突っ伏して眠ってた
一番後ろだった俺も寝たふりをしてコソコソしてる
女どもの話に耳を傾けじっとする
「彼方くんのあの事件から尚更好感度上がったよね〜?」
「わかるー!ドS王子!いいなぁ、私も無理やりチューされたーーい!」
無理やりって、ドMビッチ…?
「それな!?浪子めっちゃヘロヘロで腰抜けてたじゃん!」
浪子ってあれか…かながチューしたギャル女の…
「絶対気持ちいい…」
「「「それなぁ…」」」
救いようのないビッチか…キモいなほんと
彼方はそんなクソビッチ興味無いし。
「というかさ、」
ん…なんだこんどは…
「輝くんむっちゃかっこいいし、彼方くんとのカップリング半端なくない!?」
「や、、まじそれ」
カップリング…?なにそれ
「なんかもう…尊い…二人とも結婚してほしい」
結婚…?俺が…かなと?…
なんだか心臓が止まらなかった。
この気持ちは死んでも彼方には言えない
その後カップリングについて調べたり
意識しすぎてから回っていたのは
彼方には内緒にしてあげようと思う
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