アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
生意気な生徒
-
なんだよ…腹立つ
何も言わねぇし、何考えんのか
全くわからないところに腹が立つ
でも少しやりすぎたかな…
血が出ていた気がする、俯いていたから
全然分からなかったが、痛すぎて
声が出なかっただけかもしれない
だとしたらやりすぎたな…
いや、あれはあいつが悪い
自業自得…のはず…なんだ
「そう言うの、思うくらいなら初めならやらないでくれるかな〜??」
脳震盪のせいなのか、
平衡感覚が掴めてないのか、
わからないが若干足がふらふらしてる
ように見えた気がする
「は?うる…って、お前血…」
もー、と言いながら呆れてしまう
「君がやったんでしょ?やった張本人が心配してどうすんのって!」
「…どうするって……うるせぇ、心配なんてしてねぇよ、いいザマだな」
その言葉にピクリと体が動く
俯いていたから、表情こそ見えなかったが
なにかオーラを感じた気がする
ムクリと立ち上がり無言でずんずん俺に向かって進んでくると鼻がぶつかりそうなほど
近づくと柔らかいものが口にあたる
ペロッと舐めあげられると力が抜けて口が開く。そのまま舌が侵入してきて自分の舌と絡め合わせてくる
それだけで力がどんどん抜けてしまった
息する暇も与えてくれず、いつか見た
ギャルのように腰が抜けるかと思うほど
「うるさい…喋んなくていい、黙って」
「は…?ちょ…なにして」
「だからうるさいって、先生の話聞きなさい。校長と直談判して仕方ないから個別に授業するからマンツーマンで。そこで真面目に勉強すれば単位も退学も考えてくれるとさ、だから今のお前に拒否権はないの。わかる?」
「う…うっす…」
「そもそも僕、新人教師よ?第一の卒業生なんだから、ちゃんと卒業してくれないと困る、いいね?」
そう言い残して俺には拒否することすら
できずに池羽はその場をあとにした
あっけに取られてしまう、思いのほか柔らかい唇がずっと触れたところに残って…
寂しさが広がるからだ
先輩の時とは違った、吐き気も何も無い
むしろ心地いいとさえ感じてしまったからだ
少し思い出しただけで顔が火照る気がする
一言一言、その声がこだまするように
聞こえてくるような気がして、
また、恥ずかしくなる
「マジであいつなんなんだよ…調子狂う…」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
18 / 85