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LUMEを開いたら牧浦からだった
あちらからこの時間に連絡が来るのは
本当に珍しいことだった
〘 霧島、すまないが新入り太郎組から連絡があったんだ
がボス狩りが始まっちまった。学校ぬけだせんよな?〙
〔は…?、まじか…今かよ〕
こんな時に…と思った
せめて高校卒業まで待って欲しかった
校長は流石にこれ以上の揉め事は許さないだろう
俺が今行くことで池羽の授業も出来なくなる…
そんなわけにもいかない、のだろうな
頭をはるというとのは。そういうことだ
〘 すまん…〙
〘日中は俺がガキ共の面倒見なきゃいけねぇのはわかって
るんだがなんせ東京区が総出で押しかけてきたらしいん
だ〙
〔 過去最悪のボス狩りになりそうだな…今向かう位置情
報送っとけって太郎組に言っとけ〕
〘 霧島…助けることは責任も伴うぞ〙
おそらく心配してるのだろう
東京を敵に回すのだそれほど壮大になる
責任というとのは今回反発することで
常に危険がおよぶ。最悪学校自体
攻撃されるかもしれない
大人しくやられてやればいい、俺が
そいつらの下につけば済む話なのだろうが
それは俺だけの話にはならない
仲間にも少なからず犠牲がでる
俺がいないなんてこんなヘタレども
行き場がなくなっちまう
〔無駄にこの年生きてない〕
それだけ打つと
スマホをポケットへ戻し席を立つ
決心は決まっていた
どんなやつが来ても勝つしかない
やっぱり。俺は
自分より、学校より、
仲間を選ぶよ先生
ごめんなまともに通えなくて
先生の恩を仇にして返しちまうようなことして…
先生にも迷惑かけると思ったらいてもたっても
いられなかったんだよな。
こんなに頭の中が先生で一杯になって
本気で好きになってしまったらしい。
「霧島くん、どこ行くの??授業中なんだから席立たないでね〜?」
「先生…俺ちょっと行ってくるわ。あ、俺テストの点数どうだった?」
「ん?え、えっと点数は高くはないんだけど…赤点は回避だったよ!よく頑張ったね(ニコ」
ニコニコしながら頭を撫でてくれる
褒められるっていいなぁ…
くすぐったいけど嬉しい
もっと、素直になってもいいのかな…なんて
「ふーんそれ先生が教えてくれたからだわ、あんがと」
「え、あ、ちょっと!なになに!照れくさいよ〜!」
少し照れくさく笑う先生を見てなんか止まんなかった
ネクタイを引っ張って顔を自分に寄せてキスをした
唇がふれるかどうかなキスだけど
すごく暖かくておちついた。
周りの女子は凍ったように固まって
何も言えなくなっていた、もちろん先生も
びっくりしている。
どうせこれ出会うこともない
なら最後ぐらい自分からキスぐらいしても
いいだろ?な??
「じゃーな。恵せんせっ?」
仕返しなんて言ってべーっと舌を出した
その後どうなったのかはしらない
そんな事より太郎組が、
心配でそれどころじゃなかった。
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