アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
先生最強説
-
「先生…?」
「げっ、センコー!?おい!面倒だぞ!テメーら行くぞー」
…おいおい、先生
東京乱闘の時と同じ反応じゃねぇかよ…マジ何者
でも。やっと助かったか…
血が止まんねぇし頭クソいてぇ
「助かった。あんがと」
「彼方、つくづくバカだな」
「はぁ?少しでも感謝した気持ち返せや!なんでおめーはそんなことしか言えねーの!」
普通は大丈夫か?、って聞くところだろうがよ…
…ふはっ…そんなところも先生らしいか
「傷手当しよう、血ひどい」
「ん、あぁ」
肩を借りて歩き始める、前もこんなことがあった
先生が来ると思ってなかったのに
こうやった来てくれて、肩を貸してくれた
たまにうざい時あるけど、それも個性って感じで
なんも嫌な気持ちにはならなかった
こうやって的外れなことをする俺を
正そうとしてくれんのは他でもない先生
それに輝だ。
殴ったりする強さじゃなくて、
きっと、大切なものを守れる強さ何だろうな
俺の下っ端を守るために殴るんじゃなくて
殴られるような環境に居させないことなんだろうか
お母さん、強くなるっていろんな方法があるんだな
お母さんが求めていた強さって何だろう
どんなことを思ってそう言ったんだろう
これから先何を求めて行けばいいのか
今の俺には知る由もなかった
「痛った…」
「傷ひどい」
「ぱっくり割れたか」
「ここでは応急処置しかできない、すぐに病院に行こう」
テキパキと怪我の手当をする姿を見て
やはりやんちゃしていた時代も無駄ではないのだろう
そう言えば先生が学生の時って
どんな感じだったんだろう、もう先生も25になったし
19ぐらいまでは喧嘩してたって言うから
こんな俺に何も言わないのは恐らく自分もそうだったからなんだろうか、
「病院より創造店は…」
「輝が仕切ってやってくれてるから心配ない」
いつもより低めの声が俺の耳に馴染んでなんだか
落ち着いた、そっか、輝頑張ってんのな
「絶対3冠とるぞ、って、団結してた」
「ふーん…そっか」
「ああ」
車に揺られてるうちに
安心したからなのか眠くなった
そのまま寝てしまった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
63 / 85