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じゃあ俺も話すよ
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「お、俺の番…俺は…」
お母さんが事故で亡くなってから
俺はしかっりしなきゃって思うようになった
お父さんはお母さんが死んでから仕事以外は
部屋から出てこないし、ご飯も作らない
それに一緒に生活してるはずなのに年単位で話したことがなくって、幼い頃の記憶も薄れ始めると
父親の声も忘れてしまった
俺が9歳の時新しいお母さんができた
その時は何も感じてなかったけど
義理母が来てからは初めてお父さんが喋ったから
来てくれてよかったのかな、なんて思ってたけど
お父さんは冷たかった
俺に対して殴ったり、お母さんが死んだのはお前のせいだなんて言って首を絞めたり
でも話せるようになっただけ、小さい時の俺は
嬉しかったんだと思う
まあ、お父さんが部屋に引きこもってる間は
家政婦の奥さんがいつも部屋の掃除したり
風邪ひいた俺の病院に連れてったりてくれたけど
やはり、お父さんに何か言われてたのか
すごく冷たくて病院も入院しなきゃいけない所を
せずに帰って、家で悪化しての繰り返し
元々弱かった俺にはそれが一番辛かったと思う
義理母は優しくて一番頼りにしてた気がする
お父さんが怖くていつも母さん母さんって
でもそんなのも長く続かない
父親が出張でいなかった時母さんに呼ばれて
信頼してた俺は素直に部屋に入った
母さんは注射器を取り出して俺に差し込んだ
恐らく媚薬だと思う、小さい時の俺には
全く理解出来なくて変になってく体が怖くて
隅々まで愛撫されてもう頭が真っ白になって、
俺にはなにがなんだかわからないままだ
やがてそんなことも父親ですらするようになった
母さんができない時は俺が変わりにヤッてた
痛いし何も抵抗出来ないし
なんだかんだ言っても、たった一人の実の父親
輝の親に頼んで警察にも連絡できたのだろうけど
出来るわけなかった。
そもそも母さんは父親を愛してはいなかった
そう、財産目当て
保険金欲しさに父親を殺した
それが11歳の頃、
それを見ていた俺を邪魔だからと殺そうとしたけど
輝のうちに逃げ込んで、事は落ち着いた
警察に連れていかれる母さんを見ていて
人を信じることができなくなったのだと思う
俺はきっとそばにいてくれる人が欲しかったのかも
輝はそばにいてくれるけど
迷惑かけたくないって方が大きくて素直になれないし
そこで先生にあって、そばにいて欲しいって
思うようになった、それぐらいかな
「なに、可愛い」
「うるさい」
「そんなひねくれたやつでも可愛いところあんだね」
「一言多い、バカヤロ」
そう言って笑ってはいたけど
先生の顔はどこか険しかった
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