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☆おばちゃん戦争じゃァアアァアア!!!
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ようやく怒りを収めて頂いた頃には唐辛子の長ったるいお話は終わりを迎え「10分後に鬼投下するよ!」とヤーさん先輩の声が聞こえた途端パンッとピストルの音が高々と鳴り響いた。
よ、よーし忍者凪彦…いざ参るでゴザル!!
イソイソと今日の日のために持ってきた布ナプキン(迷彩柄)で頭を包むようにかぶって結び、最後にこれまた同じ色のマスクを装着。
ふっ…
「完璧☆」
「何が完璧なんだ、っつか何の格好してんだよお前((」
「え、ボンタン君視力悪くなったの?どっからどう見ても忍者でしょ!!」
「何処がだよ!?サバイバルゲームに参加した給食のおばちゃんにしか見えねェよ!!」
んな訳あるか!と言い合いをしている間に残り5分というアナウンスが聞こえ、ヤバイと思ったのは俺だけじゃなくボンタン君もだったようだ。
「チッ、とにかく逃げんぞ!」
「よし来た!」
そう言ったボンタン君の手を掴み走り出す俺に、何故かボンタン君は焦ったような声を出した。
「お、おい手!!」
「え?手がどうしたの?」
「いや、だから、手離せ!!//」
「????」
真っ赤なボンタン君+何故か手を離そうとする+目があちこち見てる+走りが遅い……
テンテンテンテン…チーン( ゚д゚)ハッ!
「ボンタン君…何で言ってくれなかったんだい…言ってくれたら俺だって…」
「え、は?(も、もしかして…)」
珍しく挙動不審なボンタン君に、俺は走りながらそっと彼に振り向き慈しむような表情で見て
「___________トイレ、あっちにあるよ」
「……………………………………は?」
「大丈夫、俺が1番近いトイレでかつフローラルな香りのする消臭剤が置いてあるトイレに向かってあげるからね!」
「…_______________」
彼が本物の鬼の如く俺を追い回すまで、あと数秒後
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